事例紹介

vol.38 JVCケンウッド(LGBT-Allyプロジェクトより)

記事日付:2024/12/28



LGBT-Ally プロジェクト とは、「We are Here!! We are Ally!!」をテーマに
ひとりでも多くのAlly(アライ)を増やすことを めざす、
アウト・ジャパンと Ally 企業との共同プロジェクトです。

今回は、【LGBT-Ally プロジェクト 2024 オープニングイベント】から
株式会社JVCケンウッドさんの取り組みを、ご紹介させていただきます。

※JVCケンウッドさんの取り組み紹介動画は、こちら から ご覧いただくことができます。


株式会社JVCケンウッドの取り組み

株式会社JVCケンウッド 菅谷さん


皆さま、こんにちは。
私、株式会社JVCケンウッドの人事部・人材グループ・ダイバーシティ推進担当の菅谷と申します。

どうぞ よろしくお願いいたします。



まず最初に、簡単に会社の紹介をさせていただきます。

弊社は 2008 年設立で、日本ビクターとケンウッドという会社が経営統合して誕生しました。

企業ビジョンは「感動と安心を世界の人々へ」で、音響 × 映像 × 無線の技術をコアに製品やサービスを国内以外へ届ける事業を行っております。

もう少し具体的にお話しさせていただくと、通信型ドライブレコーダーやカーナビ、カーオーディオなどの車載製品を取り扱うモビリティ&テレマティクス事業を行っているほか、無線器、医療機器などを公共で使われるものとして提供するパブリックサービス分野があります。

また、イヤホン、ヘッドホン、プロジェクターといった商品を取り扱っているエンターテイメント事業もございます。



続いて、ブランド体系についてお話しさせていただきます。

コーポレートブランドとしては、JVCケンウッドというものを持っています。
それから、プロダクトブランドとしては、JVC、ケンウッド、ビクターという 3 つのブランドを持っております。



ここからは、弊社の D & I(ダイバーシティ&インクルージョン) 推進、そして LGBTQ+ の取り組みについて紹介させてください。

弊社では、ダイバシティ推進を重要な経営戦略の一つとして位置づけていますので、性的指向や性自認などを含む さまざまな背景を持った従業員が働き、また、働く喜びを体感できる会社となるように、企業文化の変革に努めております。



上の画像は、弊社の LGBTQ+ に関する取り組みの年表です。
(文字が小さく見えづらいかと思います。申し訳ございません)



ここでは LGBTQ+ の直近の取り組みについて、ご紹介させていただきます。

まず、社内の啓発活動についてです。
社内研修の一つに、新入社員を対象として毎年開催しているダイバシティ研修というものがありますが、この場でセクシュルマイノリティの理解促進を図っております。

その他、上の画像にもございます通り、SDGs の社内啓発を目的とした「SDGs フォーラム」も毎年 開催していまして、このイベントの中で、 LGBTQ+ をテーマとした映画上映会も開催しました。
2023 年度は『ほくが性別「ゼロ」に戻るとき』という作品の短編バージョンを上映し、その後は、アウト・ジャパンの屋成さんと LGBTQ+ 当事者でトランスジェンダーの方のトークセッションも開催しました。


    ◇◇◇


また、設備・制度の整備につきましては、(弊社社員の)同性パートナーの方への社内制度適用を開始しています。

2023 年度に制度を改定しまして、社内就業規則・管理規定などの一部を改定しました。
会社が認めた事実婚の相手の方および同性パートナーを含めるとしまして、原則として、配偶者と同じ制度を利用できる形にしています。

さらに、社内トイレの整備として、LGBTQ+ 当事者の含む さまざまな従業員が利用できるような、多機能トイレの増設をしております。

それから、同性パートナーの方でも受け取り可能な団体保険の加入であったり、海外駐在者・出張者に対して配布する海外ハンドブックの中に LGBTQ+ の項目を追加。
「行った先の国では、同性パートナーの制度が どうなっているのか?」などの内容を記載させていただいています。

その他、LGBTQ+ の受け入れ体制の整備を行い、現場とともに考えるような活動も行っております。



続きまして、JVCケンウッドの「風土醸成へ向けた活動」についてお話しします。

最初に、TRP の 2023 パレードに参加させていただいたお話からです。

こちら、正確には “work with Pride” の実行委員長という立場で参画させていただいておりまして、複数の企業さんと合同での参加でした。
また、有志で参加した社員に対して、LGBT-Ally グッズを配布しております。

この Ally グッズについては、上の画像の右上にございます、シールや缶バッジなどを作成しています。

また、LGBT-Ally プロジェクトの 2023 に参加させていただきまして、オンラインのオープニングイベントに参加しました。



ここでは、経営層メッセージについて紹介させていただきます。

2023 年 11 月に work with Pride で設立された企業経営者 Ally ネットワーク「Pride 1000」というものがあるのですが、弊社の林常務執行役員呼びかけ人(初期参加者)となりました。
また、「全ての人が働きやすく、働きがいのある企業へ」というメッセージも発信しております。



先述の取り組みをご評価いただきまして、プラド指標のゴールドを 2024 年も受賞することができました!



最後になりましたが、JVCケンウッドは「一人一人が自分らしく生き生きと活躍できる企業へ」をテーマに多様な価値観を尊重して、また、おのおのの能力を最大限に発揮できる、働きがいのある職場の実現に向けて、今後も取り組んでいきたいと思っております。




以上で、弊社の取り組み発表を終わりとさせていただきます。
ありがとうました!


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