事例紹介

vol.33 ANAホールディングス(LGBT-Allyプロジェクトより)

記事日付:2025/05/16



LGBT-Ally プロジェクト とは、「We are Here!! We are Ally!!」をテーマに
ひとりでも多くのAlly(アライ)を増やすことを めざす、
アウト・ジャパンと Ally企業との共同プロジェクトです。

今回は、【LGBT-Allyプロジェクト2025オープニングイベント】から
ANAホールディングス株式会社(ANAグループ)さんの取り組みを、ご紹介させていただきます。

※ANAホールディングスさんの取り組み紹介動画は、こちら から ご覧いただくことができます。


ANAホールディングス株式会社の取り組み

ANAホールディングス株式会社 谷中さん


ANAホールディングス株式会社(以下、ANAグループ)、グループ DEI推進部の谷中と申します。
本日は、弊社の LGBTQ理解促進に関する取り組みをご紹介させていただきます。

どうぞ よろしくお願いいたします。



まず初めに、会社の概要を簡単に説明させていただきます。

ANAグループは、連結子会社が 54社ございまして、グループ全体で約 40,000人の従業員が働いています。



続いて、ANAグループの概要について紹介させてください。

“ANA” と耳にして皆さまが真っ先に思い浮かべるものが航空機かと思いますが、グループ全体としましては、機内食をつくっていたり、その他にもITや地方創生など さまざまな事業を行っております。

そういった環境で、弊社の社員は業務にあたっています。



上の画像は、弊社の経営理念・ビジョン・行動指針について説明させていただいたものとなります。

この画像内の図、中央にございます「グループ経営ビジョン」に “ワクワクで満たされる世界を” という記載があるかと思います。
これは、2023年に ANA創立 70周年を機に、社員一人ひとりが “(未来の)ありたい姿” を話し合い刷新したものになります。

世界中に ANAグループの社員がおりますが、「社員が いきいきと挑戦を続け、お客様や社会に寄り添いながら新たな価値を提供し、世界を期待や喜びで満たしたい」という思いが込められており、グループの約 40,000人の一人ひとりが ANAグループを支えております。

以上が、ANAグループの概要となります。



続きまして、ANAグループの LGBTQに関する取り組みの紹介をさせていただきます。

まずは、社内での取り組みについて説明いたします。

ANAグループにおいては、LGBTQ+以前に、2015年、D&I宣言というものを策定しておりました。
弊社社員の多様性を尊重するとともに、一人ひとりの強みを最大限に発揮する環境整備と、誰もが活き活きと働くことができる企業風土の醸成を めざしております。

その取り組みの一環として、上の画像にも記載しております “多様な性” に関する基本ポリシーを定めています。
また、LGBTQ+各種制度についても整えております。



次に、お客さまに対する取り組みについて、お話しさせていただきます。
今回は、上の画像にございますような いくつかある取り組みの中から一つピックアップさせていただき、お話しさせてください。

ANAマイレージサービスにおいては、同性パートナーの方であっても、ANAカードファミリーマイル会員の特定ご利用者さまとしてご登録いただけます。
こういった対お客さまの制度・取り組みも、さまざまございます!


ここでは、LGBTQ理解促進の取り組みの一つである社内教育について、説明させていただきます。

全役職員を対象とした eラーニングを実施しているほか、6月のプライド月間中には、グループ各社で動画の視聴やディスカッションを行うなど、理解促進・意識の醸成を進めております。

こういった取り組みが評価されたこともありグループの中から 36社がゴールドを受賞しており、ANA個社としましても、おかげさまで 9年連続受賞をさせていただいております。

引き続き、できることから取り組んでまいりたいと思います。



Ally活動においては、2023年 4月よりコミュニティを立ち上げております。
そして、このコミュニティでは、LGBTQ当事者を支援するための活動を行っています。

正しい理解の促進および、私たちと共に歩んでもらえて、多くの弊社社員に Allyになってもらえるような施策立案に取り組んでいこうと思っています。

また、ここで もう一つ、昨年 2024年の取り組みについて紹介させてください。

この年の九州レインボープライドでは、日本航空株式会社(JAL)さんと共同ブースならびに、パレード参加をさせていただきました。
“同じ空の仲間” として共にAllyの活動を支援していくことを、社外にも広く伝えさせていただく機会だったかなとに思っております。



最後になりましたが、少しでも多くの社員が LGBTQ+に対して関心・理解を持てるように、その取り組みの敷居を高くしない! といった工夫や、発信の仕方も重要だなと考えています。

社員一人ひとりが自分らしく、才能や個性を発揮できる職場にしていくこと、これが われわれ DEI推進部の使命です。
そのため、これからも働く社員の環境改善を進めるとともに、Ally活動や社会の発信を通して多様性の理解の輪を広げてまいりたいと思います。




以上で、ANAグループの取り組みの紹介とさせていただきます。
ご清聴、ありがとうございました!


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