事例紹介

vol.29 ローソン(LGBT-Allyプロジェクトより)

記事日付:2024/12/17



LGBT-Ally プロジェクト とは、「We are Here!! We are Ally!!」をテーマに
ひとりでも多くのAlly(アライ)を増やすことを めざす、
アウト・ジャパンと Ally企業との共同プロジェクトです。

今回は、【LGBT-Allyプロジェクト2024オープニングイベント】から
株式会社ローソンさんの取り組みを、ご紹介させていただきます。

※ローソンさんの取り組み紹介動画は、こちら から ご覧いただくことができます。


株式会社ローソンの取り組み

株式会社ローソン、人事本部の岡本と申します。
よろしくお願いいたします。

ローソンでは「みんなと暮らすマチを幸せにします」というグループ理念を掲げておりまして、国内では約 14,800店舗、海外では 6,100店舗のコンビニエンスストアを展開している会社となっております。


株式会社ローソン 岡本さん(写真、右上)


そんな弊社でも 2008年からダイバーシティの取り組みを本格的に開始しておりまして、外国籍社員を積極的に採用したり女性活躍の推進をするなど、国籍・性別に関わらず皆が活躍できるよう、多様性の推進に取り組んでいます。

その中の 1つには、2022年より LGBTQの取り組み推進もございます。

具体的な社内制度の取り組みとしては、同性同士のカップルも異性婚の皆さまと同様に、人事制度・福利構生を利用できるようにしました。
結婚休暇や結婚お祝い金の制度を利用可能としたり、お子さんの入学お祝い金なども支給対象にするといったほかに、育児休暇や社内通称の利用などを認めることも開始しました。

また、LGBTQに関するセミナーを実施しており、2023年には屋成さんに “3回のシリーズ” を組んでいただきました。
このセミナーは、屋成さんによる さまざまな情報提供や、LGBTQに関する知識の啓発活動といった内容となっています。

さらに、この年の秋には、弊社の全社員が受講する LGBTQに関する eラーニングを実施したほか、店舗で制服を着用している際の身だしなみ基準においても男女の別を問わない記載に変更するなどの取り組みも行っています。

弊社内の Allyを増やしていく活動としては、「Allyである」と申し出た社員に対して作成したステッカーを配布しているほか、“にじいろーソン” というコミュニティを立ち上げ情報交換を活発に行っています。

それから、アウト・ジャパンさんにLGBTQの相談窓口をご対応いただいておりまして、実際に相談してもらった事例も何件かあるとのことです。



また、これまでの活動は弊社社員への情報発信や啓発活動が主だったのですが、コンビニエンスストアの ほとんどはフランチャイズ店舗で加盟店オーナーの皆さまが別にいらっしゃるということを考えますと、2024年からは加盟店オーナーの皆さまに向けた情報発信も行っていきたいと考えております。

その例として、月に 1回、加盟店向けに発行している冊子がありまして、この中で LGBTQの基礎知識の記事を “ 3カ月で 3回のシリーズ” として情報提供を始めました。

加えて、お客さまのご利用はもちろんのこと、アルバイトスタッフにも店舗を安心して使用してもらえるような “マチのホットステーション” となれるように、さまざまな取り組みをしております。




以上で、ローソンの発表を終えさせていただきます。
ありがとうございました!


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