活動実績
採用×LGBTフレンドリー
記事日付:2018/07/23
2018年7月23日(月)にオープンセミナー「採用×LGBTフレンドリー」を開催しました。
どのSTAGE?
今回のオープンセミナーは、弊社が考えるLGBTマーケティングのイメージSTGAE1~6(詳しくはこちら/service/)のSTAGE1にあたる「はじめの一歩」、STAGE2の「社内LGBT施策の推進」です。
LGBTについて知り、理解する機会として、LGBT当事者が働きやすい環境づくりについて知る機会として開催いたしました。
開催概要
日時:7月23日(月)14:00~17:00
会場:株式会社アウト・ジャパン セミナールーム
東京都千代田区九段南3丁目3−6麹町ビル7階(市ヶ谷駅より徒歩約10分)
参加費:無料
参加特典:「面接でカミングアウトを受けた場合のチェックリスト」
講師:
屋成和昭
株式会社アウト・ジャパン 執行役員
約20年にわたり、新卒採用コンサルティングを行うベンチャー企業にて数多くの企業の採用活動に携わる。2016年にLGBT採用支援を行う新会社の立ち上げに関わることで、企業にとってLGBTに配慮しないことがいかに損失を生んでいるかを実感。「より多くの企業様にLGBTダイバーシティを広めたい」と、株式会社アウト・ジャパンへ入社。現在は大手企業から中小・ベンチャー企業まで幅広くLGBTダイバーシティのコンサルティングに携わる。
プログラム
1.LGBTの基礎知識
2.面接でカミングアウトを受けた場合に配慮すべきこと
3.採用難のエンジニアを採用できた理由
4.LGBT当事者の声
1.LGBTの基礎知識
LGBTの言葉の意味、セクシュアリティを考える切り口、LGBTに関する国内外の現状などをお話しました。
2.面接でカミングアウトを受けた場合に配慮すべきこと
・LGBT当事者がカミングアウトする理由とは?
・面接官が面接前に事前に知っておくべきこと
・面接中にカミングアウトを受けた場合に確認すべきこと
などをお話しました。
また、実際に面接時に使える「カミングアウトを受けた場合のチェックリスト」を配布し、事前にどのような準備が必要か、どのような配慮が必要かなどをお話しました。
3.採用難のエンジニアを採用できた理由
エス・エー・エス株式会社で採用を担当されている小野寺むつきさんにお話をして頂きました。
エス・エー・エスさんでは企業説明会でレインボーフラッグを置くなど、LGBTフレンドリーを表明することで採用難となっているエンジニア職の採用に成功されています。セミナーでは学生の反応や社内での取り組みなど、具体的なお話して頂きました。
詳しくはこちらのインタビュー記事でもお話頂いています。
4.LGBT当事者の声
企業で働くゲイの当事者の方にゲストに来て頂き、職場でのカミングアウトなどについてお話をして頂きました。
以前は某有名ホテルに勤務されていましたが、その際にはカミングアウトはされていなかったそうです。「周りの人はいい人ばかりだったけれど、それでもカミングアウトは怖かった」そう。現在の職場では上司の方との関係性の中で「この人には話したい」と思えるようになりカミングアウトを決意。カミングアウトをしたことで、「積極的に周りとコミュニケーションを取れるようになった」と言われるようになり、それが評価されて新たな役割を任せてもらえるなど、よい影響が出ているとのことでした。
最後に参加者の方からの質問にもお答え頂きました。
参加者の声
・「カミングアウトすることで生産性が上がる」というお話を聞き、カミングアウトしたい人ができる環境を整えたいと思った。
・エス・エー・エスさんの事例を聞き、どこがポイントでどんなことができるかが明確になった。自社でも取り組んでみようと思った。
・LGBT当事者の方が前職でカミングアウトできなかった理由や、今できている理由など、リアルな声を聞けて大変参考になった。
「STGAE1はじめの一歩」となるオープンセミナーは今後も定期的に開催していきます。新しいイベント情報はこちらのページ(イベント情報 /event/)にてご紹介しております。