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【米大統領選】ブティジェッジ氏が撤退を表明

 米大統領選挙に向け、民主党の候補者の指名獲得を目指していたピート・ブティジェッジ氏が撤退を表明しました。史上初のゲイの大統領誕生という夢は、将来に持ち越されることとなりました。
 
 ブティジェッジ氏は3月1日夜(現地時間)、地元のインディアナ州サウスベンドで演説を行い、撤退を表明しました。
「われわれの目標はトランプ大統領を打ち負かすためにアメリカ人が一つにまとまることを手助けすることだ」 
「この目標と理想を実現する最善の方法は私が退き、党や国が結束できるよう支援することだ。2020年の大統領選挙の民主党の候補者になることはもはや目指さない」 

 ブティジェッジ氏は候補者選び序盤の州に資金や人員を集中し、初戦のアイオワ州で勝利し、2戦目のニューハンプシャー州で左派のサンダース氏とトップ争いをするなどして、注目されましたが、黒人有権者が多いサウスカロライナ州では4位にとどまるなど、白人層以外への支持の広がりに欠け、伸び悩んでいました。

 ブティジェッジ氏がゲイであることをカミングアウトしたのは、サウスベンド市長1期目の終わりを迎えていた2015年。それまでは悪影響を恐れて公表せずにいましたが、海軍予備役としてアフガニスタンへの従軍を経験し、「人生は一度しかない」と考えるようになったといいます。同じ年の秋には、圧倒的な差で再選を果たし、2018年にはチャステン氏と結婚。大統領選への挑戦も、二人三脚で進めてきました。
 1日に地元のサウスベンドで大統領選からの撤退を表明した際も、先に壇上に登ったのは、チャステン氏でした。大統領選への立候補を打診された時のことについて「僕はピートと恋に落ちて、自分のことを再び信じられるようになった。他にも、自分のことを信じられるようにならなければいけない子どもたちがいるから、立候補してと言った」と振り返りました。
 ブティジェッジ氏も演説で「誰を押し出すのかではなく、何人を自分たちの側に引きつけられるのか、という政治を目指した」と語りました。
「『人と違うことは、人より劣っているという運命にある』と悩む、すべての子どもにメッセージを送れた。全く同じように思っていた人が、隣に夫を立たせながら、主要な大統領候補になれることを見せることができた」と語ると、支持者から大きな歓声が上がりました。
 
 実際、党員集会では、9歳のゲイの男の子がブティジェッジ氏に「あなたのように勇敢になりたい」と語る場面もありました。ピート・ブティジェッジ氏の活躍は、きっと世界中の多くのゲイの子たちに勇気を与えたと思います。感謝の声も多く上がることでしょう。

 


参考記事:
米大統領選民主候補者選び ブティジェッジ氏が撤退表明(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200302/k10012309401000.html
米大統領選挙 民主党ブティジェッジ氏が撤退決意(テレ朝)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000177701.html
「人と違うこと悩む子へ」ブティジェッジ氏のメッセージ(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASN324SB0N32UHBI00M.html?iref=comtop_8_06
米大統領選指名争いからブティジェッジ氏撤退、バイデン氏に追い風か(ロイター)
https://jp.reuters.com/article/usa-election-buttigieg-idJPKBN20O2GC
民主党ブティジェッジ氏、指名レースから撤退 米大統領選(CNN)
https://www.cnn.co.jp/usa/35150104.html

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