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オープンリー・ゲイのプロレスラーが結婚式を挙げました

記事日付:2020/03/16

 米国のオープンリー・ゲイのプロレスラー、マイク・パローが3月14日、パートナーのモーガン・コールと結婚式を挙げました。
  
 マイク・パローは2010年にプロレスラーとしてデビューしました。193cm×140kgという巨漢です。フロリダ州オーランドに住んでいます。プロレスファンの方はご存じかもしれませんが、2018年、全日本プロレスの「2018 世界最強タッグ決定リーグ戦」に出場するために初来日し、昨年にも来日しています。
 『GAY STAR NEWS』のインタビューによると、マイクはとてもじゃないけどカミングアウトできないような環境で生まれ育ちました。彼の母親は敬虔なカトリック教徒で、同性愛の話はタブーでした。「生まれ育った町では、ゲイなんていなかった」「テレビで見るゲイは、自分には似てもにつなかった」「だから、ゲイにはなりたくなかった。ああいう風になりたいと思わなかった。ある意味、自分のことを保留にして、埋めておいたんだ」「この世には自分のような人間は誰一人としていない。自分は独りぼっちだ、と思っていた」
 マイクは、家族や友人に迷惑がかかると思い、ずっとクローゼットに閉じこもっていました。深刻なうつを経験し、悪名高きコンバージョンセラピー(同性愛「治療」)を試み、自殺さえ考えるようになりました。
 そんな彼の人生を変えたのが、モーガン・コールでした。
 こちらのツイートに、モーガンへの想いが綴られています。「彼と初めて会った瞬間、全てが変わった」「誰もが自分を見ると逃げ出すのに、彼だけが寄って来てくれた」「彼は自分が恐れている時、手を握ってくれた。自分が弱ってる時、強くしてくれる」「自分には未来なんて無いと思ってた。でも、今は彼の中に自分がいる」
 モーガンは、マイクの気持ちを尊重し、決してカミングアウトを強制するようなことは言いませんでした。しかし、あるとき、「君は僕の友達に会おうとしてくれない、僕らはどこにも出かけない。君は二人でいるところを誰にも見られたくないからね」と言われ、マイクは、考えた末、カミングアウトを決意しました。まずマイクの家族に伝えました。家族は受け容れてくれたそうです(よかったですね)。それから友達に。そして公に。
 彼はオーランドで起きたゲイクラブ『パルス』での銃撃事件の犠牲者に対して弔意を示し、地元のゲイコミュニティにも加わるようになりました。
 2018年10月には、アメリカのプロレス団体NWAの70周年記念のチャンピオンシップマッチに出場した際、レインボーフラッグとともに入場し、感動を呼びました。
  
 3月14日、ゲイのプロレスラーが結婚式を挙げたというニュースは、「この暗い暗い時期に明るい灯をともしてくれた」「スーツをパツンパツンにさせたプロレスラーは、なんてカワイイのだろう」といったコメントともに報道されました。
 マイク・パローは自身のSNSに結婚式の写真を載せて「自分と夫のモーガンは、みなさんに心から感謝します」と感謝の言葉を綴りました。
「このような状況で式に来てくれた友人たちに感謝します。祝福のコメントをくれたみなさんにも。結婚式は最高でした。きっと状況はよくなると思います」
 何千もの人々がこの投稿に「いいね」を贈り、本当におめでとう!と祝福する気持ちが伝わってくるようでした。
 
  
参考記事:
Pro Wrestler Mike Parrow Marries Longtime Boyfriend(OUT)
https://www.out.com/sports/2020/3/17/pro-wrestler-mike-parrow-marries-longtime-boyfriend
Gay pro wrestler Mike Parrow marries his boyfriend in a ‘perfect’ ceremony and it’s the kind of news we really need toda(PinkNews)
https://www.pinknews.co.uk/2020/03/17/mike-parrow-wedding-marriage-morgan-cole-instagram-wrestling/

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