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5月17日、秋田、名古屋、大阪でプライドパレードが開催されました

 IDAHOBITに当たる5月17日、秋田、名古屋、大阪でプライドパレードが開催されました。全国的に雨の予報で、主催者や参加者のみなさんも心配されていたことでしょうが、(秋田では雨のパレードになってしまったようですが)無事に開催されました。


 秋田では、今年で4回目を数える秋田プライドマーチが開催されました。今年も「ここにいるよ/We are here」を掲げ、東北各地や函館(来年、道南初のプライドパレードを開催予定だそうです)などから集まった約200名のみなさんがJR秋田駅周辺の約2キロのコースを行進しました。あいにくの雨模様でしたが、参加者のみなさんはレインボーカラーの傘をさしたり帽子を被ったりして、すれ違う人に手を振りながら歩きました。
 NHKのニュースによると、由利本荘市に住む50代の参加者は「街の人が優しく手を振ってくれ励みになりました。悩みを抱えている人がひとりじゃないということを伝えたいです」と、共同代表を務める伊藤月菜さんは「生きづらくて秋田を離れてしまった人にも帰れる場所があると伝えたくて開催しています。同じ気持ちを持っていても、ここにこられなかった人にもひとりじゃないよと寄り添いたいです」と語りました。
 
 なお、全国のパレードを取材している秋山理央さんが早速、映像を上げていましたのでご紹介します。





 名古屋では、オンライン開催を除けば5回目となる名古屋レインボープライドが盛大に開催されました。特集でもお伝えしたように、今年は初めて「オアシス21銀河の広場」と「久屋大通公園シバフヒロバ」の2つの会場での開催となり、たくさんの企業や自治体、大学、団体などがブースを出展し、多様性を尊重する取組みを紹介したり、相談を受け付けたりしていました(LGBT-Allyプロジェクトもブースを出展しました。お立ち寄りくださったみなさん、ありがとうございまし)
 心配されていた雨もイベント中はさほど降らず、約1600人の参加者の方たちがレインボーフラッグなどを掲げ、久屋大通などの目抜き通りをパレードしました。沿道では多くの人が足を止め、手を振ったり声援を送ったりしていたそうです。
 共同代表を務めるライラさんは「このイベントをきっかけにLGBTQだけでなくさまざまなマイノリティがいることを知ってもらいたいし、一人ひとりが違うのは当たり前だと感じてほしい」と語りました。
 また、今年初の催しとして、パレード終了後にシバフヒロバでライトアップイベント「プライド&ライト」も開催されました。






 水都・大阪では、第4回のプライドクルーズ大阪が開催されました。アムステルダムのように船に乗って川沿いの市民にアピールする日本で唯一の水上パレードです。大阪は午前中、土砂降りの雨でしたが、イベントが始まる頃、奇跡的に雨がやみました。
 「川の駅はちけんや」を会場に、主催するプライドセンター大阪や、Marriage For All Japanのトークセッションが行なわれたり、出航セレモニーとして新宿エイサー「新虹」の演舞が行なわれたりした後、5艘の船にわかれて乗船し、さまざまなセクシュアリティのフラッグや団体のフラッグをたなびかせ、マイクで「ハッピープライド」「同性婚ええんちゃう」などとアピールしながら土佐堀川をパレードしました。中之島バラ園を散策していた方たちや橋の上にいた方なども手を振ってくれたりしました。




★なお、PRIDE JAPANでは近日中に名古屋レインボープライドのレポートをお届けする予定です。




参考記事:
秋田 LGBTQ+への理解や尊重呼びかけ 約200人が行進(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20250517/6010024426.html

LGBTQなどに理解を 名古屋 栄でパレードなどのイベント(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20250517/3000041391.html
誇り胸に、名古屋で虹色の行進 性的少数者理解を(共同通信)
https://nordot.app/1296396922692158138?c=302675738515047521


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