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東海林毅監督が『となりのとらんす少女ちゃん』を実写映画化
新世代のトランスコミック『となりのとらんす少女ちゃん』の「未来から来たとらんすちゃん」を東海林毅監督が実写映画化することになり、クラウドファンディングが始まりました。
とら少さん原作の「未来から来たとらんすちゃん」は、13歳のサッカー少年・ユウタの家にユウカと名乗る女性が突然、現れ、自分は10年後の未来のユウタ自身だといい、男性として成長する前に早く性別移行を始めろと迫るが、ユウタは受け入れることができず、(いつの間にか姉としてその家にいたことになっている)ユウカとの攻防が始まる…というギャグ漫画です。
日本で初めてトランスジェンダー当事者の一般公募オーディションを行なってイシヅカユウさんを主演に迎えて製作した『片袖の魚』や、これまで見捨てられがちだったような人たちも包み込んで慈しむゲイ映画『老ナルキソス』で高い評価を得た東海林毅監督は、「若いクィア当事者の抱える葛藤が未来の自分との対話というユニークな形で、しかもギャグテイストで表現されていることに惹かれて」映画化を打診し、快諾を得て、来秋公開に向けて動き出しました。「原作にあるような生活と地続きの葛藤や摩擦を画面に捉えたいと思います。そこにはきっと、たくさんの日々の笑いや日常の可笑しさがあるでしょう。こうした視点で描かれるトランスジェンダーの物語は非常にまれで、コメディとなるとさらに珍しいです。きっと世界のどこかでこういった映画を待っている人がいると信じて製作に踏み切りました」
主演には今秋公開の『ブルーボーイ事件』に主演する中川未悠さんを迎え、特に若いクィアの当事者を中心に多くの人に届く作品を目指すそうです。「ただ、残念ながら日本にはクィアアートの製作を支援してくれる基金や財団はありません。なので自分たちの手で作り、広げていくしかありません」とのことで、本日より製作費支援のためのクラウドファンディングを開始することになりました。
クラファンのコースは、試写にご招待、エンドロールにお名前を掲載、ポストカード、原作コミック(サイン入り)、パンフレットなどのほか、劇場以外の場所で上映する権利とか、さらに、そこに監督が登壇、といったものもあり、とても多彩で幅広いです。
東海林監督がこれだけ熱意を持って製作する映画ですので、名作にならないはずがありません。完成を楽しみにしつつ、ぜひできる範囲でご支援をご検討いただければ幸いです。
<とら少さん応援コメント>
<製作支援クラウドファンディング>
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