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【プライド月間】バイデン大統領がプライド月間を祝し、力強い声明を発しました

 バイデン大統領が5月31日、プライド月間を祝う宣言を発しました。
 ここ数年、「ゲイと言ってはいけない」法案や、トランスジェンダーをスポーツから排除する州法、トランスの若者が性別違和を解消するための医療行為を禁じる動きなど、各地の州でアンチLGBTQの差別的な州法の猛攻撃がありますが、バイデン大統領はこれらと明確に闘い、LGBTQの子どもと家族を守ることを謳っています。そして、アメリカ全土で雇用、住宅、公共住宅など生活の様々な場面でLGBTQ差別を禁じるイクオリティ・アクト(平等法)を採択するよう上院に要求し続けることを約束しています。国中の政府機関と、世界中の米国大使館でプライドフラッグを掲げることを称揚しています。 
 『Advocate』誌は、「バイデン大統領は常に、LGBTQの家族を擁護してきた。私たちはこの政権が、誰であれ、誰を愛しているにせよ全員に確約してきた歴史的な前進がアメリカに平等な場所を作ってきたこと、このプライドマンスにそうしたアクションを遂行し続けけることに誇りを感じる」と評しています。

 以下に、バイデン大統領が発した宣言の全文訳をご紹介します。

 
 LGBTQのプライドマンスを通じて、我々は公正、包摂、平等のための闘いにおけるこれまでの前進を顧みる、内外でのLGBTQの権利の支援にさらに取り組んでいくことを再確認しながら。私はよく、アメリカは一つの単語:可能性で定義されうると述べている。この月、我々はこの国の可能性のために闘ってきたLGBTQの人々に祝福を贈る。

 今日、LGBTQの国民の権利は冷酷な攻撃を受けている。コミュニティのメンバー、特に有色人種とトランスピープルは、差別と、その人権を土台から崩そうとする残酷でしつこい努力に直面し続けている。危険なアンチLGBTQの法制化の猛攻撃は、国中の州で上程され、通過してきた、トランスジェンダーの子どもたちと彼らの親たちをターゲットにし、医療へのアクセスを妨害しながら。これらの情け容赦ない攻撃は、この国のLGBTQの家族に恐怖と痛みを味わわせてきた。これらが混ざり合ったものはここ数年、とりわけLGBTQの若者たちの困難となっている。彼らの45%が深刻な自殺未遂を起こしている――我々の国がすぐに取り組まねばならない、ひどい現実だ。
 
 この月、我々はLGBTQコミュニティが愛し合い大事にしてきたことを思い出す。私の政権はあなたが誰であれ、会う用意がある――尊厳、リスペクト、支援に値するのであるから。私が一般教書演説で言ってきたように――とりわけ若いトランスジェンダーの子たち――私はいつも大統領として、あなたが自分自身でいられるように、神のご加護があるように、守っていく。今日、そして毎日、私の政権は、今も不寛容や差別や不公正と格闘している一人ひとりのLGBTQとともにある。我々は若いLGBTQをターゲットにした危険な州法を強く非難する。そして、アメリカでも世界でも、LGBTQが暴力を受けずに生きていけるよう手助けをすることへのコミットは揺るがない。

 私は大統領に就任した初日から、誰であれ、誰を愛しているにせよ、全ての人が、我々の民主主義における平等な場所を持てるように歴史的なアクションを起こしてきた。私は連邦政府が性的指向や性自認に基づく差別と闘い、差別を防ぐよう、大統領令を発した。これは住居、医療、教育、雇用、ローン、刑務所での扱いなどにおいてLGBTQが差別を受けないよう保護されることを含んでいる。私の政権は、トランスジェンダーのためのインクルーシブなパスポートへのアクセスを拡大し、空港での旅行者のスクリーニングの過程のルールについても見直しを実施した。トランスジェンダーの従軍もサポートし、LGBTQの退役軍人へのより良いサービスも提供した。最初のオープンリーゲイの閣僚を迎え入れたこと、最初のトランスジェンダーの人物を上院で承認を得て迎え入れたこと、(トランプ政権が撤廃した)ジェンダー政策評議会を復活させたことを誇りに思う。
 
 しかし、まだやらなければならないことがある。イクオリティ・アクトの採択を上院に要求し続けている理由だ。これはすっかり遅れた公民権の保護を安置するもので、LGBTQにとってのよりよい未来の構築につながるものだ。我々はまた、LGBTQのシニアが尊厳を持って年をとることができるように闘わなくてはならない。そしてLGBTQコミュニティに貧困やホームレス化、失業が不均衡に多いという現実に立ち向かわなければならない。

 この月、我々は真正に、自由に生きるために闘っているLGBTQの人々の回復力を称える。我々は、LGBTQの権利が人権であるとの信念を再確認する。そして、我々はLGBTQの家族に保護、安全、平等を届けるために再び取り組む、全ての人がアメリカの完全な約束を実現できるように。
 
 今や、それゆえ、私、ジョセフ・バイデン、アメリカ合衆国大統領は、アメリカ合衆国憲法および法律により与えられた権限に基づき、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア、インターセックスのプライドマンスである2022年6月、ここに宣言する。私は、合衆国の人々がLGBTQコミュニティの達成を認識し、アメリカ国民の偉大な多様性を祝福し、プライドの旗を高く掲げるよう求める。

 以上の証として、アメリカ合衆国の独立246年目に当たる西暦2022年5月31日のこの日に、私はこの文書に署名した。
 

参考記事:
Biden Admin Will Celebrate All Families for LGBTQ+ Pride Month(Advocate)
https://www.advocate.com/pride/2022/6/01/biden-admin-will-celebrate-all-families-lgbtq-pride-month

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