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5/17は「多様な性にYESの日」:国連が素敵なメッセージを発信してくれたほか、横須賀市ではティボディエ邸がレインボーカラーにライトアップ!

 5月17日は国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日(International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia=IDAHOBIT)です。1990年5月17日にWHO(世界保健機構)が「国際障害疾病分類(ICD)」から同性愛の項目を削除することを決議し、同性愛は精神病ではないと世界に宣言したことを記念して設けられた日で、世界各地でLGBTQに対するフォビアをなくそうと呼びかける活動が展開されています。
 
 この5月17日、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、「私たちはLGBTIQ+の人々に対する暴力と闘い、彼らの人権を擁護する必要があります。 有害な慣習を禁止する。司法と支援を被害者に提供する。迫害、差別、犯罪化を終わらせる」とのメッセージを発信しました(力強いコメント。素晴らしいです)
 また、国連広報センターは、「愛が家族を作ります。愛と受容だけが、多くのLGBTIQ+ の人々の人生を傷つける屈辱の循環を破壊することができるのです。すべての家族が認められ、そして守られる世界の建設に、あなたの手を貸してください」というメッセージで、アジア系ゲイカップルとお子さんの姿を映し出した動画や、「どんな形、大きさであろうと、ありのままのあなたを愛し、いつだって受け入れてくれるのが家族」という、多様な家族の姿を映し出した動画もツイートしています(素敵です)



 日本でも2006年に新宿で「Act Against Homophobia」の街頭アクションが行なわれ、以降、Idaho_netというグループが呼びかけ人となり、「多様な性にYESの日」として全国各地で街頭アクションが開催されるようになりました。当事者グループの活動だけでなく、例えば関西学院大学でレインボーウィークが開催されたり、自治体の取組みなども見られるようになってきました。
 今年は、先日お伝えしたように、本日20時からトランスジェンダーへの差別や排除のない社会について考えるオンラインイベントが開催される予定です。
 また、横須賀市では昨年、上地市長が多様な性を祝うビデオメッセージを寄せてくださいましたが、今年は、初めての取組みとして、ヴェルニー公園内「よこすか近代遺産ミュージアムティボディエ邸」がレインボーカラーにライトアップされるそうです。併せて、市役所で当事者とその家族や友人からのメッセージや、NPO法人SHIP提供の啓発ポスター等の展示が行なわれます(詳細はこちら)。横須賀市や周辺にお住まいの方、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

「よこすか近代遺産ミュージアムティボディエ邸」ライトアップ
期間:5月16日(月)~31日(火)18時〜21時
場所:横須賀市汐入町1-1-1(ヴェルニー公園内)よこすか近代遺産ミュージアムティボディエ邸

パネル展示
期間:5月16日(月)~20日(金)
場所:市役所北口1階展示ホール

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