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イタリア女子サッカー界のレジェンドが、レズビアンであることをカミングアウト

 カミングアウトデーの10月11日、イタリア女子サッカー界のレジェンド、カロリーナ・モラーチェがレズビアンであることをカムアウトしました。

 カロリーナ・モラーチェはサッカーイタリア女子代表として最多出場(153試合)、105ゴールという記録を誇る元ストライカーです。1997年に現役を退いた後は指導者に転じ、1999年に女性として初めて男子プロサッカークラブ(セリエCのヴィテルベーゼ)の監督に就任しています。監督としては、カナダ女子代表やミランの女子チームを指揮したこともあります。2014年、女性選手として初めてFIGC(イタリアサッカー連盟)の殿堂入りを果たしました。
 『Corriere della Sera』によると、カロリーナ・モラーチェは10月11日に発表した自著の中で「私は女性を愛している。サッカー界にはホモフォビアが多過ぎる」と述べ、カムアウトしました。
 彼女は、若い世代、そして、カムアウトする勇気が持てない40代や50代の友人たちのためにも、今回カミングアウトを決意したそうです。サッカー界では未だに偏見や同性愛嫌悪が根強いため、カミングアウトしない選手たちを責めるつもりはない、とも語ります。
「多くの男性がそうしないのは(自分を)守るため。それは正しいと思う。もし準備ができて、もうマスクは二度とつけないと確信した時にそうすればいい」 
「人生では、あることが普通になる瞬間がある」

 カロリーナ・モラーチェは、数年前に東京で行われたFIFAのイベントで、元オーストラリアの女子サッカー選手、ニコラ・ウィリアムスと出会いました。そして、イギリスとオーストラリアで2回、結婚式を挙げているそうです。
 
 

参考記事:
「私は女性が好き」 元イタリア女子代表が同性愛をカミングアウト(Qoly)
https://qoly.jp/2020/10/12/carolina-morace-comes-out-iks-1

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