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「多数派に戻る治療ないのか」発言の茨城県医師会副会長が、謝罪しました

 LGBT支援を検討する会合で茨城県医師会副会長が「多数派に戻る治療ないのか」などと発言というニュースをお伝えしていましたが、5月9日、茨城県医師会副会長の満川元一氏が、発言を撤回した上で謝罪しました。
 
 この日、会合の2回目が県庁で開かれ、満川副会長は冒頭、「『戻って』『治療』という言葉は私の勉強不足。決して差別に基づいた言葉ではないが、謝罪し、撤回させていただきたい」と頭を下げました。
 当事者として会合に参加したNPO法人東京レインボープライド共同代表理事の杉山文野さんは「悪気がないのは承知している。知らないことは勉強して共有していきましょう」と語りました。

 今回は、都道府県で初めての同性パートナーシップ証明制度の導入を検討する会議ということもあり、たまたま東京新聞が記事にしてくれたおかげで、発言のことも広く共有されるところとなりました。
 これからLGBTの支援策を話し合おうとする場で、医師会のえらい人が「多数派に戻る治療ないのか」と、あまりに不見識な(差別的と受け取られても仕方のない)発言をしたことに対し、世界保健機関(WHO)が同性愛は病気でも異常でもないし治療の対象でもないと宣言している(厚労省もそれを支持している)ことを医師として当然知っておくべきだし、しかも、つい最近までエイズ拠点病院(水戸赤十字病院)の院長を務めていた人ならなおさらですよね、ちょっとこれはひどすぎるのではないですか?という批判を一斉に受ける格好となりました。
 差別しておきながら謝罪も撤回もせず、うやむやにしてしまう方も少なくないなか、満川氏が(おそらくそのように批判を受けることに対して、忸怩たる思いもあったことでしょうが)素直に非を認め、謝罪・撤回を行なったことは、たいへん潔く、立派なことだと、当事者の間でも、賞賛の声が上がっています。
 今後、よりよい、実りある話し合いができ、茨城県が全国に先駆けて都道府県初の同性パートナーシップ証明制度の導入を実現できることを、期待します。

 
 
参考記事:
「LGBT 治療法ないのか」発言 茨城 県医師会副会長、謝罪(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019051002000128.html

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