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当社取締役の村木真紀が「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016」を受賞!

『日経WOMAN』(日経BP社)が12月7日、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016」を発表し、NPO法人 虹色ダイバーシティの代表をつとめ、当社取締役でもある村木真紀がチェンジメーカー賞を受賞しました。

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、(1)働く女性のロールモデルを掲示、(2)組織の中に埋もれがちな個人の業績に光を当てる、(3)活躍した女性たちを通して時代の変化の矛先をとらえるという趣旨のもと、女性誌『日経WOMAN』が1999年から実施しているアワードで、今年で17回目を数えます。レズビアンであることを公表している方が受賞するのは、おそらく今回が初となります。  

12月7日発売の『日経WOMAN』にも掲載されていますが、今年の受賞者は大賞者・須永珠代さん(全国初のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を立ち上げた方)を含む7人。村木が受賞した理由については、「日本の人口の5%いるといわれるLGBTの職場での働きにくさを問題視し、自らも当事者として2012年から支援活動を開始。コンサルタント経験を生かし、企業・自治体などで講演やコンサルティングを年100件以上実施する。これまでに研修を行った企業は50社以上。村木の影響で、社内規則に「性的指向・性自認による差別禁止」という項目を追加したり、LGBTの消費者向けのサービスを始めたりと、企業のLGBT施策を大きく前進させている」と書かれています。  

12月7日、都内で「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2016」授賞式が開催されました。村木が受賞スピーチで「私はコンサルティングの立場ですが、私だけでなく、さまざまな企業のなかでカミングアウトして活躍している方がいらっしゃいます。今日もこの場にそういう方たちがたくさんお越しくださってます」と言うと、会場のあちこちで手を振る方がいらして、一般の参加者の方が「こんなにいるのか」と驚いた様子で周りを見渡す場面もありました。  

審査員の河野真理子さん(人材育成コンサルタント「キャリアン」代表取締役/公益財団法人 日本生産性本部 ダイバーシティ推進センター所長)は、総評のコメントで、村木の方を見ながら笑顔で「今日は私も虹色を着てみました」(ライトでキラキラ光る感じのスーツでした)と語り、「村木さんは、当事者としてだけなく、支援者を増やすことで社会を変えてきました。そのコンサルティング力で、今までマイナスだと思われてきたことをプラスに転化してきたのです」とお話されました。  

受賞の喜びをひとこと!とお願いすると、村木は「今回日経WOMANに選んでいただいたことで「ウーマン」の枠を広げられたのではないかと思っています。異性愛のシスジェンダーだけじゃないウーマンが受賞できたことはすごく意味があると思います。女性活躍推進とか男女共同参画だけじゃなくて、ジェンダーによってしんどい思いをしている人たち、そこに関する平等だよということで、ぜひいろんな施策の中にLGBTの目線が入るといいな、と思っています」と語りました。  

昨年までは(渋谷区・世田谷区の同性パートナーシップ証明などもそうですが)このような晴れの舞台でレズビアンの方が表彰されるなんて、想像もできませんでした。2015年、LGBTをめぐる社会状況は歴史的な前進を見せたと思いますが、今回の村木の受賞は、そうした2015年を締めくくるような喜ばしい出来事となった気がします。

g-lad xx 記事(OUT JAPAN編集長 後藤 純一著)より転載(一部改変等をされた部分を含む)

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