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レズビアンのリアリティを描く金字塔的ドラマ『Lの世界』と、その続編となる新作が配信決定

記事日付:2020/07/09

 2006〜2010年に日本でも放送された、レズビアンのリアリティを描いた金字塔的なドラマ『Lの世界』。その10年ぶりの続編となる『Lの世界 ジェネレーションQ』が、この8月にHuluで独占配信されることになりました。

 
 米ケーブルTV局SHOWTIMEで2004〜2009年に放送されたアメリカ・カナダ合作のレズビアン・ドラマ『The L Word』(Worldではありません。L Word=「Lのつく言葉」の「L」とは、Love、Liberty、Lesbianなど複数の意味が込められていると言われています)。2000年の『Queer as Folk』がゲイのリアリティを描いてセンセーションを巻き起こしたように、『The L Word』は、TVプロデューサーのアイリーン・チェイケンなど、当事者の方が製作にあたり、ウェスト・ハリウッドで暮らすレズビアンのリアリティを本格的に描いた初のドラマとして熱狂的な歓迎を受けました。カミングアウトの難しさや、同性婚・養子縁組という課題、乳がんの問題、そして「Don't ask, Don't Tell」政策による従軍の困難(カミングアウトしたら軍をやめなくていけない)なども描かれ、結婚の平等や従軍の権利の獲得の運動が勢いづく一つのきっかけともなりました。『フラッシュダンス』のジェニファー・ビールスが主演したことも話題になりました。2006年にはGLAADメディア賞最優秀ドラマシリーズ賞を、2009年には同賞の審査員特別賞を受賞しました。エミー賞などにもノミネートされ、高い評価を得ました。いろんな意味で、アメリカのレズビアン・コミュニティにとっての記念碑的なドラマでした。
 日本でも2006年からFOXチャンネルで『Lの世界』という邦題で放送され、人気を博しました。主要キャストの一人であるキャサリン・メーニッヒが来日した際は、空港に1000人ものファンが詰めかけ、大騒ぎになったそうです。
 
 そんな世界中のレズビアン・コミュニティにとっての心の名作『The L Word』の続編となる『The L Word: Generation Q』が昨年、製作され、年末から本国で放送されました(すでにシーズン2の製作も決定しています)。ジェニファー・ビールスやレイシャ・ヘイリー、キャサリン・メーニッヒといったメインのキャストは続投で、そこに新たな若いキャストが加わり、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーたちの恋愛、挫折や成功などの日常を描くものになっているそうです。これが早くもこの8月、『Lの世界 ジェネレーションQ』のタイトルでHuluで独占配信されることが決定しました。これに先がけて前作『Lの世界』シーズン1~6も全話配信されます(なお、『Lの世界』の方はU-NEXTでも配信中です)

 日本ではあまりメディアに取り上げられることがないレズビアンのリアリティに触れてみたいという方など、ぜひご覧ください。

 
  
『Lの世界 ジェネレーションQ』シーズン1(字、吹)(全8話)
Hulu
8月28日(金)配信スタート、以降毎週金曜日に1話ずつ追加予定

『Lの世界』シーズン1~6(字)
Hulu
8月1日(土)全話配信
 

参考記事:
「Lの世界」新作「ジェネレーションQ」&前作全話をHuluで配信(cinemacafe.net)
https://www.cinemacafe.net/article/2020/07/08/67953.html

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