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たくさんの豪華ゲストがエールを贈ってくれたTRP2020オンライン『#おうちでプライド』トークライブ&パレードは約44万人が参加し大成功、そして「LGBT-Allyプロジェクト in オンラインパレード」も開催

記事日付:2020/04/26

 絶好のイベント日和のなか、本当だったら代々木公園でフェスやパレードを楽しんでたはずなのに…と思いながら視聴していた方も多かったと思われますが、4月25日(土)26日(日)の2日間、TRP2020オンライン『#おうちでプライド』トークライブ&パレードが行われ、のべ約44万人が視聴し、大成功を収めました。
 
 4月26日(日)13時からのオンラインパレードは、Twitter、Instagram、Facebookに「#おうちでプライド」「#TRP2020」のハッシュタグとともに、思い思いの写真やメッセージを投稿するもので、14時台にはTwitterのトレンド入りを果たすほどの勢いで(その時点で8000件を超える)投稿がありました。
 過去のパレードの楽しかった思い出を投稿する方、今年こそは行こうと思っていたのに残念、という方、遠方に住んでいてなかなか行けなかったけどこうやって参加できてうれしい(オンラインだとそういう「よかった」もあるんですね)という方など、全国のいろんな方たちが、それぞれの思いを語っていました。
 さまざまな企業や団体、大使館、議員の方々などもメッセージを投稿し、参加してくださっていました。
 イベント終了後も、投稿は続いています。上記のハッシュタグで検索してみてください。そしてもし、企業としてLGBTへのメッセージがある方など、今からでも投稿してみてはいかがでしょうか(多くの当事者の方たちの目に止まると思います)
 
 2日間にわたって行われたオンライントークLiveは、TRP共同代表の杉山さんと山田さん、司会のブルボンヌさん(2日目は阿部知代さんも)が、次々にゲストをお迎えし、トークで楽しませてくれるというものでした。豪華ゲストの方々が登場するたびにコメント欄は拍手や歓迎のコメントがあふれ、ライブ感やイベント感を楽しめるハッピーな時間となりました。
 東京レインボープライドを毎年応援してくれているハフィントンポストとBuzzFeedが、オンライントークLiveに出演した豪華キャストの何名かをフィーチャーし、レポート記事をたくさん上げています(リアルタイムでトークLiveを聞けなかった方には、後追いできるのでたいへんありがたいです)
 1日目に登場した中村中さんは、「男らしさ」や「女らしさ」を押し付けられるのがイヤで、自分らしさを探して生きようとしてきたのに、その先に別の「らしさ」(「ニューハーフ」とかオネエタレントのノリ)の押し付けが待っていた…と語っていました。
 同じく1日目に登場した元AKB48の秋元才加さんは、地元の親友がトランスの方だったそうで、「男がこうであれ、女がこうであれというのが、自分の中にない。みんな思い思いに好きなように生きられたら、もっといい社会になると思います」と語りました。最後に「コロナが終息したら、来年は全裸でパレードするくらいの気持ちで(笑)、濃厚接触しまくりたいと思います!」と素晴らしく前向きなコメントで盛り上げてくれました。
 そのほか、1日目は古田大輔さん、天道清貴さん、さかいゆうさん、為末大さん、エスムラルダさん(と八方不美人のドリアンさん、ちあきさん)、広海・深海さん、乙武洋匡さん、MEGUMIさん(息子さんもちらっと登場)、ミッツ・マングローブさん(お元気そうでなによりでした)という豪華キャストが登場しました。
 また、トークの合間には山田邦子さん(「今日は笑顔の交換会ですね。スマイル!」と励ましてくれました)、IMALUさん(あゆのライブで買ったというレインボーTシャツを着てました)、青山テルマさん(「世界がヘイトではなく、愛でいっぱいになりますように」と言って投げキッスしてくれました)、AIさん(コカコーラのCMの『ハピネス』を歌ってくれました!)、勝間和代さん、ロバート・キャンベルさん(「心の免疫」という含蓄の深いお言葉をいただきました)のメッセージや、協賛企業のCMも配信されました。なかでも勝間さんは、2018年のカミングアウト後の心境の変化について「自分の自然体の一部としてみなさんに受け入れてもらって、自分の人生が急にふわっと軽くなった気がします」「あなたたちは独りじゃない。私たちは独りじゃない。みんなと横つながりになって、自分たちはこのままでいいんだ、(このままで)認められる存在なんだということがわかると、これからがとても楽しくなると思いました」という素晴らしいメッセージを届けてくださいました。
 2日目は、長谷部健渋谷区長、チェリオの菅大介さんのほか、RYUCHELLさん、水原希子さん、そしてMISIAさんがゲストで登場しました。
 RYUCHELLさんは、「自分に自信があるから、自分を愛せたから、人に愛を与える余裕もできました」と、自己肯定感を持つ大切さを強調しました。「僕って得意なことが、何かあるわけでもないけれど、ここまで来れたのは、自分のことを好きになれたということだけだったんです」「僕は、自分に自信があるから、自分を愛せたから、人に愛を与える余裕もできました。だから、自分と心のギャップを持っている人は、より自己肯定感を持ち、自分を認めてあげるのもアリではないかな」 もし代々木公園で開催されていたら、今年はブルボンヌさん、阿部知代さんと一緒に司会をつとめる予定だったそうです(来年はぜひ!)
 『クィア・アイ in JAPAN!』に出演していた水原希子さんは、「LOVE WILL WIN」と描かれたスパーンコールのレインボーTシャツを着て出演、本当は今年のパレードで「ド派手なフロート」を出す予定だったことを明かしました。「10年以上前にロンドンに行った時に普通に街を歩いていたら、レインボーパレードが行われていたんですよ。当時18歳とかでパレードのことも知らなかったんですが、みんな大きい車で踊っていて、フェスティバルみたいな、パーティみたいな、この瞬間をみんなで楽しもう!というのがすごくいいなあと思って。それを東京でもやりたいなと思っていました」 そして、日本で暮らすマイノリティの一人として、LGBTQコミュニティに勇気付けられていたと語りました。「レインボープライドが素晴らしいなと思うのは、LGBTQコミュニティだけじゃなくて、いろんな方が勇気をもらえる運動だと思っています。 私みたいに、ミックスの方だったり、いろんな理由で自分をマイノリティだと思っている方がいらっしゃると思うんですけど、悩みがそれぞれ違ったとしても、自分は一人じゃない、悩んでいるのは自分だけじゃないと気づける。みんなが苦難を通っているんだなっていうことを知ることができる」「つらいのは私だけじゃないって感じられるだけで、大きな支えになったりすると思います。だから本当に、みんなのためのレインボープライドでもあると思うんです。たくさんの方が、それぞれ理由が違っても、勇気付けられると思います」
 そして、大トリとして、昨年の『LIVE PRIDE』や紅白で大きな感動をくれたMISIAさんが登場しました。デビュー当時から、ツアーにドラァグクイーンを同行させたり、とてもゲイフレンドリーでしたよね?と聞かれたMISIAさんは、「HOUSEってゲイカルチャーと切っても切り離せないですよね」と、それが当然なことだったとコメント。そして紅白での演出についても、クラブMIXの「INTO THE LIGHT」を歌うことになったとき、自然とドラァグクイーンのみなさんに参加してもらおうということになったと語りました。また、出演者の方が振っていたレインボーフラッグについて「NHKさんのご理解とご協力もあって。出演者で持っていただく方にはフラッグの意味を説明して、みなさん理解したたうえで振ってくださいました。『みんなで多様性を認め合って』という大きなメッセージにつながったと思います」と語りました。また、台北プライドに参加したことについて、「台湾は、もともとジェンダー問題にものすごく取り組んでいる、セクシュアリティとか性ではなく、個人の能力を認めよう、個人として人を認めあおうという教育がされているんです。同性婚の法案が通ったのは、ものすごく愛に溢れているからなんだなと思います」と語っていました※。また、4月4日にスタートしたラジオ番組「LOVE RAINBOW TRAIN」について、「毎週、多様な世界のことを話していて。それだけでも意味があるかな。海外では今、ドラァグクイーンがオンラインでショーをやったりしてますよね」とコメント。最後に、コロナ禍で不安を抱えている人や誰かのために頑張っている人への応援としてMISIAさんが進めている「あなたにスマイルプロジェクト」に触れ、みんなでサビの「スマイル、スマイル、スマ〜イル♪」のところを一緒に歌い、大団円を迎えました。

※台湾といえば、マスク調達で「神対応」と賞賛されているトランスジェンダーの天才IT大臣、オードリー・タン(唐鳳)氏が話題ですが、本当は今回の東京レインボープライドにご来場される予定だったそうです。来年はぜひ、会えるといいですね。
 
 こうして、2日間にわたるTRP2020オンライン『#おうちでプライド』トークライブ&パレードは、本当にハッピーに盛り上がり、最高に素敵なかたちで幕を閉じました。
 LGBTに理解のない家族と同居していてつらい思いをしている若い方、失業し、再就職のめどもたたず、途方に暮れるトランスジェンダーの方、もし同性のパートナーが入院したら家族として扱ってもらえるだろうか…と心配な方、家族と疎遠で一人狭い部屋で孤独感を深めている当事者など、全国のLGBTが多かれ少なかれ、不安な日々を送っているのではないかと思いますが、こういう時だからこそ、この『#おうちでプライド』で幸せな気持ちになれた、元気が出た、独りじゃないと思えた、という方も多かったことでしょう。
 2週間ほどで大急ぎでこの企画を実現してくれたTRPの方々、出演してくださった方々に心からの拍手を贈ります。ありがとうございました!

 
 なお、OUT JAPANでは、今年もTRPにLGBT-Allyプロジェクトとして参加する予定だったこともあり、『#おうちでプライド』に連動して、Youtubeライブを使って「LGBT-Allyプロジェクト in オンラインパレード」を開催しました。約20社のアライ企業のみなさんにご出演いただき、リレートークをお届けしつつ、(Allyサミットのように)他社の社内施策について質問したりして学びを深め、これからも一緒に頑張りましょう、という空気感も生まれたことと思います。今年のプライドウィークのイベントとしては、ほぼ唯一の企業系ビデオカンファレンスとして、有意義なものになったはずです。ライブを録画して公開しておりますので、見逃したという方はぜひ、こちらからご覧ください。
 

 
 

参考記事:
東京レインボープライド初のオンラインパレード。SNSはレインボーのメッセージで埋まったよ(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/trp-online-parade_jp_5ea51e66c5b6f96398161d1f
「女らしさ、男らしさ」の先にあったのは「LGBTQらしさ」の押し付けだった。中村 中さん、東京レインボープライドで語る(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/trp-ataru-nakamura_jp_5ea3e033c5b669fd89253de1
秋元才加さんが、LGBTQの発信を続ける理由。「思っていることを発言するのは大切だから」(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/trp-sayaka-akimoto_jp_5ea40158c5b669fd8925692d
「傷つけたり、失礼なことを言ってしまっても…」秋元才加が親友に教わったこと(BuzzFeed)
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/tro2020-akimoto
「このままの自分たちを誇ろう」勝間和代さんが東京レインボープライドにビデオメッセージ(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ea3fa51c5b6d3763590126b
りゅうちぇるさんが話す、自己肯定感の持ち方。「自分のことを認めてあげよう。守ってあげよう」(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/ryuchell-trp_jp_5ea4fc27c5b6f96398160f3a
りゅうちぇるを救ったのは人の言葉ではなかった。語られた悔し涙と「鏡」の関係(BuzzFeed)
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/trp2020-talklive-2
水原希子さん、マイノリティの一人としてLGBTQへの共感を語る。 「レインボープライドは、いろんな人が勇気をもらえる運動」(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/kiko-mizuhara-trp_jp_5ea4f972c5b6805f9ece46bb
「マイノリティだと感じている色んな人が勇気付けられる」水原希子が語る”プライド”の意味(BuzzFeed)
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/trp2020-mizuhara
MISIAさん、反響を呼んだ紅白のパフォーマンスを語る。「“紅”と“白”の枠組みの中に入れない人もいる」【東京レインボープライド】(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/misia-trp_jp_5ea53369c5b6805f9ece6790
歌手のMISIAが台湾を評価した理由、紅白歌合戦の反響の中で得た気づき(BuzzFeed)
https://www.buzzfeed.com/jp/kensukeseya/trp2020-talklive-3

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