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2020年版絵文字にトランスジェンダー旗やジェンダーニュートラルなバリエーションが多数、追加されました

 Apple、AndroidやTwitterのEmoji(絵文字)のもととなるものを公式に開発・統治している団体「ユニコード・コンソーシアム」が、2020年版に117種類の新しい絵文字をEmoji 13.0の一部として追加することを発表しましたが、そのラインナップが、これまで以上にセクシュアルマイノリティに配慮したものになったと話題になっています。
 
 
 絵文字にはすでに、レインボーフラッグや、男性どうし、女性どうしのカップルを表したものがリリースされており、また、昨年は、ジェンダーニュートラルな(男性とも女性とも判別がつかないような)カップルの絵文字が追加されましたが、今回は、トランスジェンダーのシンボルや、女性でタキシードを着ていたり、男性でウエディングドレスを着ていたり(ヒゲが生えているため、不自然に感じられるかもしれませんが、『クィア・アイ』のジョナサン・ヴァン・ネスや、ヒゲのドラァグクイーンコンチータ・ヴルストなら、ありえますよね)、男性、女性、どちらかわからない人による子育て(哺乳瓶でミルクを与える姿)、ジェンダーニュートラルなサンタクロース(それぞれ6種類の肌の色のバリエーションがあります)などが含まれることが明らかになりました。
 
 このうち、トランスジェンダー・フラッグは、GoogleとMicrosoftの共同スポンサーによって実現し、ジェンダー関連の多くをGoogleがスポンサードしているそうです。Googleが提案したのは、ベールをつけた人とタキシードを着た人のバリエーションで、これによって、男性、女性、ノンバイナリー(Xジェンダー)かつ様々な肌の色の絵文字が出揃ったかたちで、絵文字がよりインクルーシブになったと言えそうです。
 
 Twitterのユーザーからは「こうして自分の存在が反映されると、ちゃんと声が届いていて自分にも価値があるという証明になる」など、ポジティブな意見が多数投稿されているそうです。

 これらの絵文字がいつ利用できるようになるかは、はっきりしていませんが、ユニコード・コンソーシアムは「通常9月から10月あたりにスマホに登場する」と公式サイトで述べています。
 

 
参考記事:
ジェンダーニュートラルな人物が選べる「新絵文字」が登場(COSMOPOLITAN)
https://www.cosmopolitan.com/jp/love/brand-new/a30723219/2020-new-emojis-trangender-gender-neutral/
2020年版絵文字はトランスジェンダー旗や性差別のないバリエーションが満載(Tech Crunch)
https://jp.techcrunch.com/2020/02/01/2020-01-30-transgender-flag-and-more-gender-inclusive-options-to-arrive-in-2020s-new-emoji-among-others/

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