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紅白歌合戦でMISIAさんがLGBT支援のメッセージを贈り、感動を呼びました

記事日付:2020/01/06

 2019年の大晦日に行われた第70回を記念する(令和初の)NHK紅白歌合戦で、紅組のトリをつとめたMISIAさんが、ステージにドラァグクイーンを登場させ、レインボーフラッグを掲げる(ステージ脇の出演者の方たちもレインボーフラッグを振る)という演出でLGBT支援のメッセージを贈り、LGBTコミュニティ内で大きな反響を呼びました。


 第70回NHK紅白歌合戦の終盤、ユーミンが『ノーサイド』を歌い、氷川きよしさんがみんなの度肝を抜くドラゴンに乗ってのド派手な演出を見せ、松田聖子さんがスペシャルメドレーをお届け、という二丁目的に熱い流れだったのですが、そのクライマックスとして、LIVE PRIDEで感動をくれたMISIAさんが登場しました。
 紅組司会の綾瀬はるかさんが「愛は、年齢も性別も国境も越えます」と紹介して始まったMISIAさんの「アイノカタチ」メドレー。紅組のトリという晴れのステージに登場したMISIAさんは、ゴールドに輝くメタリックなヘッドセット(ドラァグクイーンのHOSSYさんが製作したそうです)と紅色のドレスという出で立ちで、とても素敵でした。1曲目のバラード『アイノカタチ』では、バックで男女のダンサーさんたちが情熱的な愛を表現し、ここまではよくある感じだったのですが、『INTO THE LIGHT』(ゲイナイトでおなじみの、松井寛さんのMIX)を、台湾のDJ Noodles(オープンリー・レズビアンの方です)とDJ EMMAさん(二丁目のイベントにも何度も出演してくださっているHOUSE界の大御所)がプレイしはじめ、HOSSYさんをはじめとするドラァグクイーンの方々がシルバーに輝く衣装に身を包み、ステージに登場するや(コーラスには星屑スキャットのみなさんも参加)、雰囲気が一変しました。そして『Everything』では、スクリーンにレインボーフラッグが映し出され、紙吹雪が舞って、ステージの両サイドのPerfumeや氷川きよしさんなどもレインボーフラッグを振って応援し…という、あのLIVE PRIDEの夢の続きのような、LGBT支援を前面に打ち出した演出でした。まさか紅白でこんな素晴らしすぎるシーンが見れる日が来るなんて…と感動した方たちも多く、その興奮や感動が瞬く間にSNSで広がりました。
 

 大晦日、全国津々浦々のお茶の間であらゆる層の人々が注目している国民的な番組である紅白歌合戦は、司会の発するセリフやアーティストの歌詞に至るまで厳しくチェックが入るわけですが、そのような(ともすると保守的になりがちな)番組で、LGBT支援のメッセージを明確に伝えたのは、2011年に(録画で)出演したレディー・ガガが最初でした(字幕はたいへん残念でしたが)。あれから8年が経ち、LGBTという言葉こそ発していないものの、司会の綾瀬さんが「愛は性別も超える」と紹介し、MISIAさんが紅組のトリとして(ゲイナイトさながらの)LGBT支援のメッセージを込めた演出を見せてくれたこと(MISIAさんからの提案だったそうです)、そしてNHKもそれをOKしてくれたということには、たいへん感慨深いものがあります。時代を象徴する、歴史的な1シーンでした。

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