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『総務部長はトランスジェンダー』がムロツヨシさん主演でドラマ化

 昨年「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」編集部特別賞を受賞したMtFトランスジェンダーの岡部鈴さんですが、その著書『総務部長はトランスジェンダー』が、ムロツヨシさん主演でドラマ化されることが明らかになりました。

40代半ばで本当の自分(性自認が女性である)ことに気づき、女性になりたいと思った総務部長は、家を出たあとトランクルームで着替えとメイクを済ませ、職場で女性として働くようになります。「父として、女として」という究極の二重生活が始まります。実話に基づく、波乱万丈の物語です。

▶▶岡部鈴さんにはアウト・ジャパンのイベントやセミナーにも登場頂いています。
◎岡部さんのリアル体験と弁護士によるSOGIハラについて解説したセミナー「LGBT社内施策特別編/SOGIハラセミナー」
◎LGBTに関する取組みを進めている企業の担当者が集まる情報交換会「LGBT-Allyサミット」
 
 【あらすじ】
食品会社の総務部長・三浦安雄は、職場の送迎会で女装姿になり、今までにない解放感を味わう。最初はこっそり女装やメイクを試していたが、トランスジェンダーの先輩・つばきさんに「女装がしたいの? 女性として生きたいの?」と問われ、女性になりたいという気持ちが高まる。メンタルクリニックで「性別違和」と診断された安雄は、妻のカオリに思い切って告白するが、混乱したカオリは全否定。女装道具を捨てるよう命じられた安雄は、近所のトランクルームに運び込む。ある日、職場での女性軽視のやり方に憤慨した安雄は、後輩のはるちゃんの反対を押し切り、「自分はトランスジェンダーである」と社内一斉メールで通知。トランクルームで女装し、「女性として」働く生活が始まる。だが、カオリにばれてしまい、職場でも上司の差し金で地方に転勤させられそうになる。安雄は果たして「女として生きる道」と「愛する家族との生活」を両立できるのか……

 ムロツヨシさんは、「女装、女性を装いながら、一人の男性がぶつかり、決断、行動をした結果、そんな女性のユーモラスな話をお届けします。こんなホームドラマはいかがですか? 皆さんの期待を超えるドラマをお観せすることを約束します」とコメントしています。
(ちなみにムロツヨシさんといえば、朝ドラ『ごちそうさん』で天才建築家・竹元教授として、美青年を見て顔を赤らめる(明らかに一目惚れしている)シーンがあって、ゲイとまではいかないものの、朝ドラで同性愛を表現した貴重な役を演じていました)
 
 NHKはすでに『女子的生活』や『尽くす女』でMtFトランスジェンダーをフィーチャーしたドラマを手がけています。
 今回も制作にMtFトランスジェンダーの西原さつきさんが関わっていたり、中村中さんが出演していたりもするので、きっと、安心してご覧いただけるのではないかと思います。

土曜ドラマ『総務部長はトランスジェンダー』
NHK総合
2020年3月21日(土)21時~22時13分 
原作:岡部鈴「総務部長はトランスジェンダー 父として、女として」 
脚本:ふじきみつ彦
音楽:鈴木慶一
出演:ムロツヨシ、鈴木紗理奈、伊藤沙莉(語り)、三宅弘城、中村中、中村育二、平泉成、松金よね子ほか
制作統括:髙橋練
演出:新田真三

 

ムロツヨシさん主演『総務部長はトランスジェンダー』制作開始!(NHK)
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/415577.html
 

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