活動実績
就職活動相談会(LGBT-Allyプロジェクト特別企画)
記事日付:2021/10/23
10月23日(土)に就職活動の悩みや困りごとをかかえている学生向けにLGBT-Allyプロジェクト特別企画として就職活動相談会イベントを開催しました。
当日の動画のダイジェスト版がこちらからご覧いただけます。
開催概要
企画の狙い
プログラム
- LGBT-Allyプロジェクトについて
- ゲストスピーカーの就職活動体験
- 質疑応答
- 参加企業様との意見交換
ゲストスピーカーの就職体験談要約
就職活動開始当初の困ったこと
履歴書に記入する名前と性別。名前は今後性別を戻す際に変更する予定だし、自認性は男性でメンズスーツでネクタイを締めて面接に参加していたため、記入する際に戸籍性か自認性どちらに基づくべきかで悩んだ。
就職活動中に感じたこと、困ったこと
面接ではやはり見た目と履歴書の内容で疑問に感じられることが多かったのでカミングアウトをして面接に臨んだこともあった。面接中に話すのはトランスジェンダー、性同一性障害のことばかりで肝心な面接の内容には触れてもらえず、他の人と同じ土俵に立てていないと感じていた。
採用プロセスでは面接以外にもグループワークや集団面接など自分自身を表現する必要があるのに、ここでも自認性・戸籍性どちらを優先すべきか悩み、本来の自分を表現できずもどかしい思いをした。
何社かは面接中にあからさまに断られた経験もあった。
就職活動中に助かったこと、嬉しかったこと
カミングアウトをせずに面接に挑み、合格した企業の人事担当者に次の面接に進む前にカミングアウトをした際に親身に相談に乗ってくれ、しっかりと対応をしてくれたこと。 これだけでこの会社の選考を続けて挑戦しようと思えた。当時の自分にアドバイスをしてあげられるなら、どんなアドバイスをしてあげたいか
正直に自分自身のことを話したほうが、後々楽になるということ。これは前職でいた会社で人事担当者には自信がFTMであるということを伝えており、親身に対応してくれていたが、現場で働く上司や同僚たちには伝えておらず、ある日カミングアウトをしたらひどいSOGIハラを受けた経験から。
どのような軸で就職活動をしていたか
当時は正直そこまで就職活動に意欲的ではなかった。就職をしてからや今後のキャリアを考えるより、性別適合手術のことしか考えていなかった。
これといった軸はないまま就職活動をしていたが、人に関われる仕事に従事したく色んな企業を受けていた。
就職活動時の服装の話
最初からレディーススーツを着ることは考えていなかったのでメンズスーツにネクタイを締めて面接に行っていた。パンツスーツも含めあくまで女性用デザインで、女性らしさを押し付けられるのが無理だった。
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