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伊賀市長が同性カップルからの婚姻届受理について法務局に照会書を提出へ

 今月4日、三重県伊賀市にお住まいの嶋田さん&加納さんカップルが本日、同性婚実現への願いを込めて伊賀市役所に婚姻届を提出し、稲森としなお市長がこれを受理し、「同性婚を禁止する法令は存在せず、同性カップルという属性を理由に婚姻制度から排除することは憲法理念に明らかに反しています」「国が個別案件において受理を認めるよう協議していくこととします」と述べたという素晴らしいニュースをお伝えしましたが、稲森市長がこの約束を守り、婚姻届受理について法務局に照会書を提出して国と協議することがわかりました。


 稲森市長が本日、Facebookに投稿した文章をお伝えします。
「先日、​同性カップルから婚姻届が提出され、私自身が大変重いものとして受け取りました。
 伊賀市としては現在「受理・不受理の判断を留保」し慎重に検討を重ねています。
 国の従来の行政通達は同性婚を想定していませんが、「法の下の平等」や「婚姻の自由」さらには「最高規範性」といった憲法理念に照らし受理すべきものと考えています。
 何よりも、国の通達絶対の機関委任事務から法定受託事務(あくまでも自治体の事務)となった自治と分権の時代に、思考停止のように不受理にするのではなく真正面から向き合いたいと思います。
 戸籍法には市町村長に「形式的審査権」​があり、8月19日には私自身が法務局へ赴き、戸籍法に基づく正式な照会文書を提出して国と協議を行います。
※実質的な審査権がないからこそ「憲法との適合性」など「形式的審査権」の範疇として国と十分協議する必要がある。
​「小さな抵抗」と笑われるかもしれませんが、いつもいつも当事者ばかりが矢面に立たされるのではなく、地方自治体の長として彼らに連帯をし、でき得る限りのことは尽くしたいと思います。
 その積み重ねの先には、必ず次世代に「自分らしく生きていける社会」が待っていると確信をしています。」
(「いつもいつも当事者ばかりが矢面に立たされるのではなく、」というところで、ちょっと泣きそうになってしまいました。本当に素晴らしいです。ありがとうございます)

 この投稿には報道機関関係者宛ての文書も添付されていましたので、ご紹介します。19日に津地方法務局に赴き、支局長に照会書を提出するそうです。


 どうせ国は不受理にするんでしょ、と思う方も多いかもしれませんが、この「抵抗」の意義は決して小さくはないはずです。稲森市長に感謝しつつ、今後の国との協議の行方を見守りましょう。
 

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