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この週末、大分、和歌山、北谷などでプライドパレードが開催されました
11月29日と30日、大分、和歌山、沖縄の北谷などでプライドパレードが開催されました。
29日には大分市で今年で2回目となるおおいたレインボープライドが開催されました。今年のテーマは「みんなここにおるけん♪ -Let's Unite in Divercity-」。以下の投稿の写真にもあるように、たくさんの方たちがカラフルな旗やプラカードなどを掲げて歩いたようです。婚姻平等の実現を求めるプラカードなども目立ちました。
今年も皆さんと一緒に歩けて楽しかったです
— おおいたレインボープライド (@Oita_R_Pride) November 29, 2025
ありがとうございました!! pic.twitter.com/kcM3d9RBwb
30日には和歌山市でレインボーフェスタ和歌山のパレードが開催されました。前日の土曜はイオンモール和歌山で「私たちだって"いいふうふ"になりたい展」などを含むフェスタが開催され、日曜は和歌山城砂の丸広場でフェスタが開催、そのなかでプライドパレードも行なわれました。参加した方によると、150名くらいの方たちが歩いたそうです。
同じく30日には沖縄県北谷町美浜のフィッシャリーナ中央広場横で第13回ピンクドット沖縄が開催され、パレードも行なわれました。主催者発表で500人以上が来場し、300人以上が海沿いの道やにぎやかな美浜の街中(アメリカンビレッジなど)を歩きました。
琉球新報によると、北谷町の渡久地政志町長は「北谷町も(性の多様性について)理解不足を解消する取り組みに力を入れなければならない。互いの違いを認め合い、誰もが居場所を感じられる社会を築こう」とあいさつしました。ピンクドット沖縄の高倉直久代表理事は「みんなが生きやすい世の中をつくることがピンクドットの願い」と話したそうです。今回はs“小さな「知る」が社会を変える”をテーマに、トランスジェンダーで産業心理カウンセラーの又吉弥篤さんと、インフルエンサーのリョウちゃんとその恩師である高校教員の本村優さんのトークセッションも開かれました。32の企業と団体が協賛し、特別協賛やピンクドットの活動に協力している団体のブースも出展されました。
以下、全国のパレードを取材している秋山理央さんによる当日のパレードの画像をご紹介します。海沿いを行進する様子がとても新鮮で印象的です。
ピンクドット沖縄2025 レインボーパレード[写真4枚]
— 秋山理央 (@RIO_AKIYAMA) December 1, 2025
-2025.11.30 沖縄県中頭郡北谷町#ピンクドット沖縄2025#ピンクドット沖縄
主催:@PINKDOTOKINAWA1
・海沿いを行進する300名のパレード
・美浜アメリカンビレッジへ向かう
・サンセットウォーク北谷を行進
・北谷町フィッシャリーナ方面へ戻る pic.twitter.com/RGK4s1jUWO
そしてこの週末は、日本だけでなく台湾や韓国でもプライドパレードが開催されました。
台湾の高雄市では29日、第16回を数える高雄同志大遊行(KAOHSIUNG PRIDE)が開催されました。本当は今年は高雄でアジア初のワールドプライドが開催されるはずでしたが、残念ながら中止になり(詳細はこちら)、いつも通りの高雄同志大遊行になりました。高雄市議会駅前の議会路を会場に、さまざまなブースが並び、ステージではショーやライブが繰り広げられ、数万人の参加者が、ドラァグクイーンなどが乗ったDJフロートとともに市内を華やかに行進しました。
それから、毎日経済というサイトによると、同じ29日には韓国の光州市東区錦南路一帯を会場に第4回光州クィアカルチャーフェスティバルが開催されました。団体などのブースではカラフルな旗などのグッズが売られたり、フェイスペインティングなどいろんな体験ができ、「足の踏み場も」ないくらいにぎわっていたそうです。イベントの現場から約500m離れたところでは保守系キリスト教団体などによる対抗集会が開かれ、「包括的差別金制法制定に反対」「同性パートナー配偶者登録反対」などのプラカードを持ってスローガンを叫んだそうです(韓国のほとんどのパレードで同様の光景が見られます)
日本では気候の関係で現在、春〜6月(プライド月間)と秋頃にプライドパレードが集中しています。今年のプライドシーズンもこれで終わり(和歌山と沖縄が最後)…かと思いきや、12月30日に茨城県日立市でパレードが開催されるとの情報が入ってきました。茨城県北の団体「Rainbow Pride ひたち」が主催するものです。常磐線沿線の方など、ご都合よろしければぜひ。
参考記事:
「みんなが生きやすい世の中に」 ピンクドット沖縄、北谷町美浜で初開催 参加者がパレード【動画】(琉球新報)
https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-4823665.html


