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世界陸上にオープンリー・ゲイのニコ・ヤング選手が出場中

 現在開催中の世界陸上男子5000メートルに、米国代表としてオープンリー・ゲイのニコ・ヤング選手(23歳)が出場しています。

 
 ニコ・ヤング選手は米国長距離走界のホープで、昨年3月に米国で開催された陸上競技会「The TEN」で準優勝を果たし、昨年夏のパリ五輪にも出場し、男子1万メートルで12位を記録しています。そして今回、米国代表として世界陸上に出場し、男子1万メートルでは5位に入賞(アメリカ人としてトップ)、男子5000メートルにも出場中です(21日の決勝に臨みます)

 ニコ・ヤング選手は3年前、自身のインスタグラムに「僕の名前はニコ・ヤング。僕はゲイであることを誇りに思っている!」と投稿し、カムアウトしています。
 朝日新聞によると、拒絶されることを恐れてなかなか言えずにいましたが、「自分で自分のことを受け入れたかったし、公にすることで(似た境遇の)多くの人を助けられるのではないか」と考え、カミングアウトを決めたそうです。周囲は好意的に受け止めてくれ、特にランナー仲間たちは温かく接してくれたといいます。
 余計な重圧を感じることがなくなって競技にも好い影響が表れているそうです。「自分の競技人生を証明するために結果が必要だ、という考え方から自由になった」
 19日の男子5000メートル予選では、1組4着で21日の決勝進出を決めました。上位入りも期待できるそうです。




参考記事:
世界陸上に「僕はゲイ」と公表のランナー 走り方に通じる生き方(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/AST9M4DQTT9MUTQP017M.html

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