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ジュリア・フォックスがパンセクシュアルであることをカミングアウト

『Numero TOKYO』によると、アメリカの女優/モデル/メディアパーソナリティのジュリア・フォックスがパンセクシュアルであることをカムアウトしました。


 ジュリア・フォックスは2019年の映画『アンカット・ジェムズ』でスクリーンデビューし、2019年のゴッサム賞でブレイクスルー俳優賞にノミネートされました。『クライム・ゲーム』『プレゼンス 存在』『それでも夜は訪れる』などの映画にも出演しています。カニエ・ウエストの元恋人で、大胆なファッションでも注目を集めてきました。
 
 そんなジュリア・フォックスが米『Allure(アリューア)』誌のインタビューで、「私はパンセクシュアル。誰にでも、何にでも惹かれる可能性があるの」とカムアウトしました。身体的には「女性の体の方が惹かれる」と、「男性には身体的魅力を感じないけど、知性には惹かれることがある。私は『波動』で人を見るタイプね」とも語りました。
 過去にカニエ・ウェストとの交際歴もありますが、「男性と一緒にいたいとは全く思わないわ」と断言。「今の私の人生に男性が有益だとは思えないの。私は良い母であること、良い提供者であること、夢を叶えることに集中している」と語りました。
 また、自身がクィアであることを受け容れるまでの葛藤にも触れ、「女性は男性に『見られる存在』として育てられるから、自分がクィアだと気づくのが難しいんだと思う」と語りました。


 「LGBTQ Nation」によると、ジュリアは2022年にコメディアンのZIWEのトークショーに出演した際、女性とデートすることを考えていると語っており、昨年7月、TikTokへの投稿で自身がレズビアンであるとカムアウトしていました。
 ジュリア・フォックスはLGBTQコミュニティにとって遠い存在だったわけではなく、『ル・ポールのドラァグ・レース』や『プロジェクト・ランウェイ』と並び称されるファッションリアリティ番組『OMG Fashun!』のホストを務めていたり、HBOのクィア・コメディ『Fantasmas』にゲスト出演したりもしていたそうです。また、トランス女性のルイス・デ・フィリッピスが監督し、Carmen Madoniaをはじめ出演者の30%〜40%をトランスジェンダーが占め、「トランス女性によるトランス女性のための」映画と称された『Something You Said Last Night』のエグゼクティブ・プロデューサーも務めていました。
 
 
 これまでパンセクシュアルであることをカムアウトした著名人といえば、これまでパンセクシュアルであることをカムアウトした著名人といえば、マイリー・サイラスジャネール・モネイリナ・サワヤマカーラ・デルヴィーニュデミ・ロヴァート、「パニック!アット・ザ・ディスコ」のブレンドン・ユーリー、「KATSEYE」のララなどがいます。いずれも個性が光る素晴らしいアーティストです。そのリストに今回、ジュリア・フォックスが加わることになりました。
 

 
参考記事:
ジュリア・フォックス、「パンセクシュアル」としての自己認識を語る(Numero TOKYO)
https://numero.jp/news-20250824-juliafox/

Actress Julia Fox apologizes to ex-boyfriends before coming out as lesbian(LGBTQ Nation)
https://www.lgbtqnation.com/2024/07/actress-julia-fox-apologizes-to-ex-boyfriends-before-coming-out-as-lesbian/

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