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トランス男性の奏太さんと聞こえないお母さんが『超越ハピネス』に出演

 4/18の放送回にドリアン・ロロブリジーダさん&KILAさんが出演して反響を呼んだEテレの『超越ハピネス』。本日深夜(11日0:00〜)の『超越ハピネス』は、YouTubeでトランス男性としての思いを発信し、25万人近い登録者数を誇る木本奏太さんと、そのお母様でろう者(聞こえない人)である昌美さんが登場します。
 奏太さんは以前、手話でLGBTQ+をどう表現するのかわからなかったため、手紙で昌美さんにカミングアウトしました。最初は「私は女の子を産んだ。認めたくない」と思った昌美さんでしたが、1時間で気持ちを切り替えたといいます。今では奏太さんを応援し、動画にも頻繁に出演するようになりました。そんな素敵な母子に岩田剛典さんらがお話を聞きます(全編手話つきです)

超越ハピネス トランスジェンダーの息子と聞こえない母 互いを知り見えたモノ
Eテレ(再放送)
日時:7月11日(金)午前0:00〜0:30 


 それから、7月15日のBS世界のドキュメンタリーでは「共感と肯定のサマーキャンプ 〜“クィア”な仲間たちとの出会い〜」と題し、オランダで2024年に製作された『Queer Camp』という映画が放送されます。
 欧米では夏休みの間に中高生がサマーキャンプに参加することが多いのですが、Queer Campは文字通り、ジェンダーやセクシュアリティが非典型であるがゆえに学校でいじめにあったり悩んだりしている思春期の子どもたちが、自身のことを話したり、仲間を見つけたするなかでジェンダーやセクシュアリティを肯定し、絶望せずに生きる力を得られる一歩となるような集いです。そんなクィア・キャンプに参加する子どもたちは、初日は表情が硬く、家に帰りたいと言い出す子もいるのですが、やがて少しずつ、自分のSOGIや、周囲に理解されない苦しさのことを話せるようになり、共感が生まれ、距離が縮まっていきます。そして自らを肯定できるようになるにつれ、見違えるような笑顔になっていくのです…。あの世界一のLGBTQ先進国のオランダで、まだこんなに苦しんでる子どもたちが大勢いるの?と驚かされるとともに、こういうキャンプが日本でもあったらどんなにいいだろうと思わせるような、感動的で素晴らしい映画です。
 そちらもぜひご覧ください。

BS世界のドキュメンタリー「共感と肯定のサマーキャンプ 〜“クィア”な仲間たちとの出会い〜」
NHK BS
7月15日(火) 23:25〜翌0:15
※字幕スーパー

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