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【プライド月間】各地の自治体がさまざまな取組みを見せています

 昨年、各地の自治体が市庁舎などをライトアップというニュースをお届けしていました。今年も同様に各地の自治体が、プライド月間を祝い、LGBTQへの支援の表明や市民への啓発を趣旨としてレインボーフラッグを掲げたり、ライトアップを行なったり、パネル展などを実施しています。北から順にご紹介します。


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 北海道北見市では今年も本庁舎でレインボーフラッグを掲揚するほか、市内で性的マイノリティに関する取組みを行なっている事業所においても社内窓口等へのミニレインボーフラッグを設置していただいているそうです。(詳細はこちら
 
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 群馬県も昨年に続き、昭和庁舎をレインボーライトアップします。(詳細はこちら

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 栃木県佐野市も市役所本庁舎をレインボーライトアップします。(詳細はこちら

 同じ栃木県の日光市では、日光ランドマーク屋上観覧車と、道の駅日光がレインボーカラーにライトアップされます。(詳細はこちら

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 茨城県も昨年に続き、県庁25階のライトアップと同階展望ロビーでの啓発パネル展示を行なっています。(詳細はこちら

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 神奈川県川崎市も昨年に続き、市役所本庁舎をレインボーカラーにライトアップします。(詳細はこちら

 同じ神奈川県の横浜市は、プライド月間に合わせて講演会や展示などのイベントを実施します。(詳細はこちら

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 愛知県犬山市役所では、1階ロビーから2階に上る階段がレインボーカラーに装飾されました。7日は原欣伸市長のほか、性的マイノリティの当事者や支援者などあわせて19人が、6色のフィルムを階段に1枚ずつ貼りつけ、形に合わせて切り取る作業を行ないました。このレインボーカラーの階段は、期限を設けず、恒久的なものになるそうです。
 原市長は「多くのみなさんと一緒に思いを形にでき、すごくうれしいです。みんなが真ん中にいて、それぞれの個性を理解できるまちにつなげていきたい」と述べました。
 犬山市と一緒に装飾を企画した清水真由美さんは「この階段をきっかけに、性的マイノリティの人に関心を寄せてもらい、理解が広がってほしい」と語りました。


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 京都市では、行政と団体、企業、大学などが連携し、アート作品や啓発パネル等の展示、施設のレインボーライトアップ、コミュニティスペースの開催、講演会やトークショー等を行ないます。市役所分庁舎1階ロビー、本庁舎地下連絡通路では啓発パネルを、ウィングス京都(京都市男女共同参画センター)ではLGBTQに関する本を、JR京都駅南北自由通路2階デジタルサイネージでは啓発パネルを掲示します。四条繁栄会商店街ではレインボーフラッグを掲出するほか、施設をレインボーカラーにライトアップします。京都市京セラ美術館、京都市役所本庁舎塔屋もレインボーライトアップを行ないます。(詳細はこちら

 同じ京都府の長岡京市では、市役所新庁舎ロビーで性の多様性をテーマにしたパネル展が実施されています。(詳細はこちら

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 大阪観光局は2018年からLGBTQ+ツーリズムを促進し、初のLGBTQツーリズムコンファレンスを開催したり、プライド月間にキャンペーンを実施したりしてきました。昨年はアジア初のIGLTA総会を成功させました。そして今年も、大阪府内の観光施設・観光事業者、ならびに虹色ダイバーシティが実施するイベントや取組みを応援し、一緒にプライド月間をお祝いします。(詳しくはこちらをご覧ください)


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 広島県三原市と安芸高田市、それに今年からは安芸太田町も参加し、合同で市役所本庁舎などをレインボーライトアップしました。 (詳細はこちら

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 徳島市は4年前から、プライド月間の1ヵ月間、市役所にレインボーフラッグを掲揚する取組みを行なっています。
 
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 高知市は、今年も市役所正面玄関前にレインボーフラッグを掲揚しているほか、高知城のレインボーライトアップ、パネル展「トランスジェンダーのリアル」、大橋通りアーケードへのフラフ、フラッグの掲出を行ないます。(詳細はこちら

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 2019年、福岡県で3番目に同性パートナーシップ証明制度の導入を発表し、2020年4月から「パートナーシップ宣誓制度」をスタートさせ(2021年7月にファミリーシップ制度に拡充)、昨年には住民票の続柄欄についての総務省のコメントを受けて、同性カップルにも法律婚・事実婚と同様の取扱いがなされるよう国において早急に方針を示すことを求める要望書を内閣府と総務省に提出した福岡県古賀市。以前からプライド月間には市庁舎にレインボーフラッグを掲げたり、パネル展を開催するなどしてきましたが、今年も同様に市役所本庁舎にレインボーフラッグを掲示するほか、市役所2階・市民ホールで、市内小・中学校における「性の多様性を知り、理解を深めるための取り組み」を紹介するパネル展(6/2~6/12)を開催します。
 田辺一城市長は「憲法第13条にある個人の尊重と幸福追求権が何よりも大切であるということが大前提ですが、そのうえで、人間は一人ひとり皆違うことを意識し、LGBTQをはじめとする性別の問題だけでなく、障害の有無や国籍、ジェンダーなど、多様な人がさまざまな立場でそれぞれを理解し合い、お互いを尊重し合って生きていくことが大事だと考えています。本市のプライド月間が、そうした各人が“気づく”ためのきっかけになり、共生社会の実現につながっていけばと思います」とコメントしています。

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 宮崎県では、今年も県庁本館をレインボーライトアップするほか、「多様な性」に関するパネル展示や講演を行ないます。(詳細はこちら
 
 宮崎県日向市も市役所庁舎をレインボーカラーにライトアップしています(「パートナーシップ宣誓制度」を導入した2022年からの取組みです)
 

 



参考記事:
犬山市役所「プライド月間」で階段をレインボーカラーに(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250608/3000041780.html

京都府長岡京市役所で「性の多様性」テーマのパネル展 6月の「プライド月間」に合わせ開催(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1489386

多様な性を認め合う共生社会の実現へ 6月は古賀市で「プライド月間」開催(data-max)
https://www.data-max.co.jp/article/78644

プライド月間 庁舎、虹色に彩る 日向市(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20250608/ddl/k45/040/223000c

 

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