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　全員が親戚である3つの家族が繰り広げるドタバタコメディとして2009年から2020年まで放送され、エミー賞やゴールデングローブ賞にも輝いたドラマ『モダン・ファミリー』で、ゲイカップルが育てる養子のリリーの役を9年間にわたって演じたオーブリー・アンダーソン＝エモンズが、バイセクシュアルであることをカムアウトしました。

　
　日本でもFOXチャンネルで2012年から放送されていたのでご覧になった方もいらしたと思いますが、『モダン・ファミリー』は両親と子ども3人という典型的なアメリカ人一家、ラテン系の子連れ美女と裕福なおじいちゃんという年の差夫婦、そして養子を迎えたゲイのカップルという3つの家族が繰り広げるドタバタコメディで、3家族を中心とした個性的な登場人物のキャラクター設定、完成度抜群のストーリー、テンポのよさと絶妙な間の取り方などで人気を博し、2011年には（あの『glee/グリー』を押さえて）エミー賞を総なめにし、2012年にはついにゴールデングローブ賞にも輝き、ドラマ界の頂点に立ちました。特にエリック・ストーンストリートとジェシー・タイラー・ファーガソンが演じるキャメロンとミッチのゲイカップルはゲイアイコン的な存在として愛され、二人が番組中で初めてキスをするときはニュースになりましたし、二人の結婚は21世紀にテレビで最も祝福された同性結婚式ともなりました。「ゲイの幸せ」を体現し、子育てもしているところが本当に素敵でした。
　そんな幸せなゲイのカップルがベトナムから養子としてさずかったのが愛娘のリリーで、ドラマのなかでいちばん小さい子だったということもあり、ちょっとおませで生意気なところもあるキャラも含めてみんなに愛されていました。
　そんなリリーを演じたオーブリー・アンダーソン＝エモンズも今年18歳の誕生日を迎え（「あのリリーがこんなに？」と驚くほど大人になりました）、ジェシー・タイラー・ファーガソンも、「お誕生日おめでとう（はーと）」と温かいメッセージで祝福しました。いまは演技だけでなく音楽制作などにも取組み、最近デビューシングル「テレフォンズ・アンド・トラフィック」をリリースしたばかりです。
　
　16日、オーブリーは『モダン・ファミリー』の名シーンの音声に合わせてリップシンクする動画をインスタグラムのストーリーに公開しました。ベトナム出身という設定のリリーに対し、（裕福なおじいちゃんと結婚したコロンビア移民の）グロリアが「あなたはベトナム人よ」と語りかけ、リリーは「いいえ、違う。私はゲイ。ゲイよ」と返すシーンです。この動画にオーブリーは「みんな私がゲイだって冗談を言い続けるけど、私は本当にゲイよ（私はバイセクシュアル）」とキャプションを添え、「みなさん、プライド月間おめでとう。おやすみなさい。へへへ」とコメントしました。
　彼女のファンはすぐに反応し、「OMG! ミッチとキャメロンはめっちゃ喜ぶね！」「二人はあなたのことを心から誇りに思うはず（拍手）（レインボー）」といったコメントが殺到しました。

　
　


参考記事：
18歳米女優「私はバイセクシュアル」と公表　人気ドラマに出演（よろず～ニュース）
https://yorozoonews.jp/article/15849131

‘Modern Family’ child star Aubrey Anderson-Emmons, 18, comes out as bisexual（NEW YORK POST）
https://nypost.com/2025/06/16/entertainment/modern-family-star-aubrey-anderson-emmons-18-comes-out-as-bisexual/