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バンコク、盛岡、神戸でプライドパレードが開催されました

DATE：2025/06/02
CATEGORY：プライドイベント

　今年1月23日に婚姻平等法が施行されたタイの首都・バンコクでは、バンコクプライドが祝福ムードで開催され、トランス女性やドラァグクイーン、GOGO BOYなどが華やかに彩り、多くの参加者がラマ1世通りを晴れやかに行進しました。参加したトランス女性の方は「今年は去年より多くの人が参加しています。同性婚が法制化されたことを喜んで来てくれています。LGBTQだけでなくみんなお祝いに駆けつけています」と語っていました。また、タイ人と外国人の同性カップルが結婚すると、配偶者ビザも取得できるため、マレーシアから同性パートナーとパレードに参加したレズビアンのアリ・ザハリさんは「婚姻手続きの書類を提出した。母国ではかなわない夢がここでは実現する」と声を弾ませたそうです（おめでとうございます）
　昨年のバンコクプライドは都が共催し、セター首相も参加しましたが、日テレNEWSによると、今年のパレードはタイ政府や企業が主催したそうです。タイ政府は、世界のLGBTQ旅行客を呼び込む観光施策を推し進めています。このパレードが新たな観光の起爆剤となるかどうか注目されています。




　5月31日には、岩手県盛岡市でいわてレインボーマーチ2025が開催されました。直前まで雨が降りそうだったけど何とか持ちこたえ、歩ききることができた（ちょうど全員がゴールしたタイミングで雨が降り始めた）そうです。公式Xによると「団体としては非常に少人数で活動している我々ですが、皆様のご支援とご協力のおかげで今年のマーチも無事に終えることができました。どのような形であれ、活動を続け歩き続けることに意味があると思っています。私たちはこれからも全ての人が自分らしく生きられる社会を作るために、声を上げ続けます。長く降り続く雨が上がり虹がかかる日が来るように、これからも頑張ります」とのことです。
　今回も全国のプライドを取材しているカメラマンの秋山さんが動画速報を上げていたので、ご紹介します。




　6月1日には神戸市で神戸レインボーフェスタのプライドパレードが初開催されました。
　今年で3回目となる神戸レインボーフェスタは5月31日と1日、ジーライオンアリーナ神戸敷地内の「TOTTEI　PARK」で開かれました。1日には今回初めてプライドパレードも開催され、約700人が花時計やフラワーロード、東遊園地、神戸市立博物館周辺をカラフルに行進しました。
　会社の同僚らと参加した女性は「沿道から手を振ってくれる人が多く、当事者を見守る気持ちの温かさを感じた。どんな人も安心して暮らせる社会になってほしい」と、パートナーと参加した大阪市の男性は「神戸市の企業も名前を出して参加してくれていた。性的少数者の存在をパレードを通じて可視化することが大事」と話していました。
　実行委員会代表の新井智尊さんは「歴史のなかで人々は差別に声をあげて、世の中を変えてきた。諦めないことが大事」と語りました。


　なお、PRIDE JAPANでは、近日中に神戸レインボーフェスタのレポートをお届けする予定です。



参考記事：
同性婚が法制化　タイ・バンコクでLGBTQ大規模パレード（日テレNEWS）
https://news.ntv.co.jp/category/international/bd3dc7e5d2bd44a8b816e2cd70c7676b
同性婚法施行のタイで祝祭　虹色パレード、観光促進も（共同通信）
https://nordot.app/1301849351639630477?c=302675738515047521?c=302675738515047521

500人以上がパレード　性的少数者への理解呼び掛ける「神戸レインボーフェスタ」（サンテレビ）
https://www.sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2025/06/01/87342/
「差別に声をあげ、諦めない」神戸市で性の多様性訴えるパレード開催（朝日新聞）
https://digital.asahi.com/articles/AST613T1FT61PIHB004M.html
性の多様性、認め合う社会に　神戸・三宮で700人パレード　レインボーフェスタ（神戸新聞）
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202506/0019055001.shtml

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