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【同性パートナーシップ証明制度】仙台で来週、京都府与謝野町でクリスマスにスタート
仙台市が年内に導入へ、導入ゼロ都道府県がようやくゼロにとのニュースを10月にお伝えしていましたが、仙台市が来週からの導入に向けて調整していることがわかりました。
仙台市は「仙台市パートナーシップ宣誓制度」の年内の導入に向けて要綱の策定を進めていましたが、関係者によりますと、来週からの制度開始に向けて調整しているということです。
(先月のみやぎにじいろパレードでも制度導入を早く、との声が上がっていましたが)制度の導入は県内では初めてで、政令指定都市では最後となります。
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なお、仙台といえば、同性婚を認めないのは憲法に違反するとして、地元LGBTQ団体「にじいろCANVAS」の小浜耕治さん(61歳)とパートナーの方(79歳)が仙台家庭裁判所に家事審判を申し立てていましたが、民法や憲法の専門家の話を聞いて意見書を提出する予定で、そのためにかかる交通費や謝礼などに充てるため、11月15日から「わたしたちはもう待てない~同性婚仙台家事審判事件」というタイトルのクラウドファンディングを始めました。小浜さんは「時間の無い私たちですけれども、これからのためにやっていかなければならないと。もう一歩のご支援をお願いできればと思っていますので、よろしくお願いします」と、太田伸二弁護士は「1個の事例で勝つということが、全体をひっくり返すくらいのインパクトを持つものです。そうだからこそ、ぜひ社会の皆さんに分け持ってほしいということがあります」と語っていました。
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制度導入のお知らせがもう一つあります。
京都府与謝野町は11月27日、「パートナーシップ宣誓制度」を導入すると発表しました。12月25日から対象者にパートナーシップ宣誓書受領証の交付を始め、同性カップルの町営住宅への入居申請を受け付けるそうです。
性の多様性への理解促進や、性的少数者の生きづらさの軽減などがねらいです。
山添藤真町長は「個人の多様性を尊重する共生社会づくりの実現を目指したい」と述べています。
町によると、京都府内での制度導入は10例目で、府北部では福知山市と綾部市が導入済みです。
12月25日にパートナーシップ宣誓された方たちは、一生忘れられない、素敵なクリスマスになりそうですね。
参考記事:
同性カップルを公的に認める「パートナーシップ制度」仙台市で来週から導入へ(東北放送)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1591544
同性婚を認めないのは違憲と家事審判申し立て 仙台市の同性カップルが費用を募るためにクラウドファンディング(東日本放送) https://www.khb-tv.co.jp/news/15526172
仙台・同性婚家事審判 CFで活動資金募る「一緒に同性婚制度実現目指したい」(河北新報)
https://kahoku.news/articles/20241130khn000057.html
性的少数者カップルの「パートナーシップ制度」 クリスマスから、京都府北部の町が導入へ(京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1380521