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松本市の夏祭り「松本ぼんぼん」にLGBTQ連が初めて参加

 松本市で8月5日に開催された夏祭り「松本ぼんぼん」に、LGBTQ+アライの「レインボープライド松本連」が初めて参加しました。


 松本ぼんぼんは、毎年8月の第1土曜日に長野県松本市の松本駅東側から松本城にかけて広がる中心街で行なわれる、長野県下最大の夏祭りであり、市内の地区名などを織り込んだ歌に合わせて踊る盆踊り的なイベントです。
 今年の松本ぼんぼんには、昨年の3倍近い114連が参加しましたが、その中に「ハッピープライド!」という掛け声で、レインボーカラーの法被で踊る連がありました。LGBTQ+アライの「レインボープライド松本連」です。沿道で観ていた方は、「最初は何だろうと思うので、調べて、ああそういう意味なんだなと気付いた。改めて考える機会になります」と語っていたそうです。
 
 レインボープライド松本連は、松本市在住のトランス女性・長岡春奈さんが今年2月、一般社団法人グッドライフ信州理事の倉田由美さんが「アライの存在を可視化したい」という話を持ちかけられ、話し合うなかで実行委員会の立ち上げにつながりました。長岡さんは表に出ることで周囲から「おとなしくしていろ」と思われるのでは…とのためらいや恐れも抱きましたが、倉田さんらアライの方々にも励まされ、踊りを通じてLGBTQへの「正しい理解を広めたい」という思いから、また、周囲に悩みを相談できずに苦しむ当事者の方たちにも「『君は一人じゃない』と伝えたい。『勇気をもらった』と思ってくれるとうれしい」との気持ちから、勇気を出して参加することにしたんだそうです。レインボープライド松本という名前の通り、プライドパレードのような意味を持つ連ですので、そこに参加する勇気を持てない当事者の方も多いでしょうけれども、沿道からなら自分たちの踊りを見られるかもしれないと考えました。
 5人で始めた連ですが、蓋を開けてみれば、県内外から40人の方たちが集まりました。そのうち10人ほどが当事者の方でした。
 塩尻市の丸山舞佳さんはトランス女性で、長岡春奈さんの勧めで参加したそうです。幼いころから性別違和に悩み、いじめを受けたこともありました。「悩んでいることは相当つらい出来事だし、悩んできた人の苦しみもわかる。(幼少期は)丸坊主…スポーツ刈りにさせられていて。(当時の写真は)自分の携帯には入れたくありません」と語ります。周囲にカムアウトし、名前を変えたのは去年12月のこと。「自分らしく生きていい」と職場の仲間が支えてくれたことがきっかけでした。
 「ハッピープライド!」と声を上げながらお祭りに参加した丸山さんは、「いちばんは自分らしさだと思う。悩んでいる人も『こういう舞台でみんなたくさんいるんだよ』って知ってもらえたらうれしい」「いろんな人が悩んでいるし、独りじゃないということを伝え、勇気づけることができたようで、うれしかった」と語りました。
 


参考記事:
「『一人じゃない』と勇気づけたい」 松本ぼんぼんにLGBTQ連【長野・松本市】(abn長野朝日放送)
https://nordot.app/1061194470650266298?c=388701204576175201

松本ぼんぼんに性的少数者の連 理解者・支援者とともに参加へ(信濃毎日新聞)
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023061700663

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