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オードリー・タン氏初の自著が、ビジネスリーダー1万人が選ぶ2021年上半期のベストビジネス書に選ばれました

 ビジネスリーダー1万人が選ぶ2021年上半期のベストビジネス書に、台湾のIT担当大臣でありトランスジェンダーであるオードリー・タン氏の著書『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』が選ばれました。

 
 新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT(トップポイント)』が、1万名以上の定期購読者を対象とした定例の読者アンケートを行なったところ、2021年上半期「トップポイント大賞」として『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(オードリー・タン 著/プレジデント社)が選ばれました。
 2016年、オードリー・タン(唐鳳)氏がデジタル担当政務委員(IT大臣)に就任し、世界初のトランスジェンダーの閣僚として有名になりました。そして2020年初め、オードリー・タン大臣はコロナ禍に際していち早くマスク在庫管理システムを構築し(神対応と称賛されました)、台湾の新型コロナウイルス封じ込めに大きく貢献しました。
 そんなオードリー・タン氏による世界初の自著『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』は、台湾のコロナ対策が成功した秘密や、デジタル・AIが開く新たな社会像について、トランスジェンダーとしての経験も交えながら、オードリー・タン氏が自らの言葉で語り尽くした著作です。(昨年『オードリー・タン 自由への手紙』という本も出版されているのですが(Amazonの女性学カテゴリーでベストセラー1位を記録しています)、そちらはオードリー・タンさんと杉山文野さんの対談を収録した本でした)
 オードリー・タン氏は本書で、進化し続けるデジタル技術について、「誰もが使える」ことが重要だと述べています。高齢者など、テクノロジーになじめない人たちが取り残されてしまっては意味がない、と。そして、不得手な人でも使えるように改良することが、社会のイノベーションへとつながっていくと説きます。
「イノベーションとは、より弱い存在の人たちに優先して提供されるべきものであり、それこそが誰も置き去りにしない、には感銘を受けました」「デジタル社会と、どうしてもピンと来ないLGBTQ社会を理解しようとして読んだ。青銀共創をめぐる一連のエピソードに、誰も置いていかない、という思いを感じた」といったコメントが寄せられているそうです。
 
 今回の大賞受賞に際し、丸善ジュンク堂書店ほか全国の主要大型書店43店舗にて8月から約1ヵ月間「トップポイント大賞受賞書籍フェア」が開催、ベスト10冊に選ばれた各書籍を、その書籍の読みどころや読者のコメントと併せて展示するとともに、オードリー・タン氏の受賞コメントや本賞の概要を紹介した小冊子を無料配布する予定だそうです。
 

 
参考記事:
ビジネスリーダー1万人が選ぶ 2021年上半期のベストビジネス書が決定! 第34回大賞は『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』!(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000031087.html

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