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東京パラリンピックに出場するLGBTQアスリートは少なくとも30名で、リオの2倍以上です

 Outsportsによると、今日から始まる東京2020パラリンピック競技大会に出場するLGBTQアスリートは少なくとも30名です。リオ・デ・ジャネイロのパラリンピックの時は12名でしたので、2倍以上となります。
 

 Outsportsは、今大会と以前のパラリンピック出場者や、ファンおよびジャーナリストの情報から、東京パラリンピックに出場するOUTパラリンピアンのリストを作成しました。このリストの作成は、たいへん手間のかかる作業であり、まだ把握できていない方も少なくないと思われます。今後も増える可能性があります。
 
 今のところ、少なくとも10以上の競技、8ヵ国にわたるそうです。
 国別では、米国が9名、英国が9名、カナダが3名、オーストラリアが2名、ドイツが2名、ブラジルが2名です。
 競技としては、車椅子バスケットボールが全体の40%を占めていますが、これは、車椅子バスケットボール金メダリストのStephanie Wheelerなどがリスト作成を手伝ってくれたからだそうです。
 性別では、女性がほとんどを占め、今現在男性は1人だけで(英国の馬術選手、リー・ピアソンのみ)、ノンバイナリーの方が3名いらっしゃるそうです。
 
 米国のシッティングバレーボール選手、モニーク・マシューズは「OUTパラリンピアンが活躍するのを楽しみにしています。社会がよりインクルーシブになり、人々が真の自分でいられ、安全にプレイできる環境が整ってきて、道が開けてきました」と語っています。
 
 東京五輪のように史上最多のOUTパラリンピアンが参加することが確実となったパラリンピック。LGBTQの選手の活躍に期待しましょう。
 


参考記事:
At least 30 out LGBTQ Paralympians are competing in Tokyo, by far a record(Outsports)
https://www.outsports.com/2021/8/16/22623849/lgbtq-paralympics-out-athletes-tokyo

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