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浦安市で同性パートナーシップ証明制度がスタートしました

 浦安市は5月1日、法律上の結婚ができない同性カップルなどを公にパートナーとして認める「浦安市パートナーシップ宣誓制度」を導入し、6日から宣誓が始まりました。千葉県内での導入は千葉市、松戸市に続いて3市目です。第1号となった和正さん&まさきさんカップルは「宣誓したことを心の支えとして、親にも話をしたい」と語りました。


 浦安市パートナーシップ宣誓制度は、市内在住のカップルがパートナーシップ宣誓書に署名し、市がパートナーシップを証明する宣誓受領証を書面とカードで発行するものです。パートナーとして認められると市営住宅への入居、災害見舞金の支給、墓地公園利用の申請などが可能になります。民間団体などにも制度への理解を求めていくそうです。

 5月6日、浦安市役所では、市内に住むともに30代会社員の宮村和正さん&まさきさんカップルが宣誓を行ないました。宣誓書は無事に受理され、内田悦嗣市長が第1号となる宣誓受領証をお二人に手渡し、「お二人が人生のパートナーとして、地域で生き生きと暮らし、活躍することを応援しています」と祝福しました。  
 お二人は「やっとこの日が来たかという気持ち。待ちに待った制度というか、私たちの関係を公的に認めてくれる証明書なので、重みがあった」と喜びを語り、親御さんにはまだカミングアウトしていないものの「宣誓したことを心の支えとして、話を切り出すきっかけにしたい」と語りました。また、「公に二人の関係を認めてくれるのはこの制度だけなので、導入されたらすぐやろうと話していた。婚姻ができればいちばんよい」「性的少数者への理解が進んでいない地域もある。行政がパートナーとして認め存在が知られることで、住みやすい日本になれば」とも語りました。
 内田市長は「公的な証明をすることで社会的理解が進み、生きづらさの解消につなげたい」「当事者やその家族に不利益なことが無くなるよう、制度の周知啓発をしていきたい」と語りました。 

 市によると、ほかに5組ほどが制度の利用に意欲を示しているそうです。
 

 浦安といえば東京ディズニーリゾートですよね(2013年にレズビアンカップルが結婚式を挙げたことで話題になりました)。コロナ禍じゃなければ、東京ディズニーリゾートでまた結婚式が挙げられたり、何かセレモニーが行なわれたりという可能性もあったのでは…いつかまた、そういう日も来ると期待しましょう。 
 

 
参考記事:
“パートナーシップ宣誓書”の受領書交付を6日から開始/千葉県浦安市(千葉テレビ)
https://www.chiba-tv.com/plus/detail/20210549280
パートナー制度導入 2組宣誓「心の支えに」 浦安市(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210507/ddl/k12/040/052000c
同性カップル「待ちに待った制度」 浦安市のパートナーシップ 1組目の宣誓受理(千葉日報)
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/789442?fbclid=IwAR0msyjsCy7SCYiLGQy09HKL3xPVBFMKyANRulErJnKEdjBfoIV4DGCp7d4

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