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レポート:さっぽろレインボープライド2026
2026年9月26日・27日に開催されたさっぽろレインボープライド。やっぱり札幌の街のパレードは最高に気持ちいいです。レポートをお届けします
札幌のコミュニティは1996年という早い時期に地方都市として初のプライドパレードを開催し、東京で開催がなかった年も日本のパレードの灯を守り続けました。今年で札幌のパレードは30周年の節目を迎えます(その歴史を特集:30周年を迎える札幌のパレードにまとめておりますので、よろしければご覧ください)。そんな今年は、例年のシルバーウィークではなくその翌週にずれたため、比較的旅費も安く、行きやすかったため、30周年のお祝いの気持ちを込めて7年ぶりに札幌に向かいました。レポートをお届けします。(後藤純一)
9月26日(土)
この日、駅前通りが歩行者天国になって、走り高跳びだったりソーラン節だったりが行なわれるイベント会場になっていたため(NoMapsというフェスでした)、市電がすすきの駅で折り返し運転となっており、すすきのから歩いて会場のレインボーストリート(札幌市中央区南1条通り西2丁目、3丁目 南1条通)に向かいました。駅前通りにはさっぽろレインボープライドのバナーが掲示されていて素敵でした。会場に着くと、以前はレインボーストリートの中にあったステージ(トラック)が、駅前通りのど真ん中にデーンと置かれていて、スゴいと思いました。
初めに、レインボーストリートのかなり長いエリアに展開されていた出展ブースの中から、目にとまったブースをピックアップしてご紹介します(かぼちゃが並んでて北海道らしくて面白いなと思って声をかけたけど、今日はポップとか宣伝物が揃ってないので明日またお願いしますと言われたり、今あまり人がいないのでまたあとでお願いしますと言われ、結局写真が撮れていないブースも…。でも本当に多彩で素敵でした)












12:30、司会の中村笑野さん(リポーターなどをしている方)とGOGO BOYのGABUさんが登場し、開幕を告げました(GABUさんが元自衛官で、いまは倶知安でクレーンを操りながら新幹線を作っているという自己紹介がとても印象的でした)

12:50、実は札幌は初だという虹組ファイツのみなさんが登場し、ライブを披露してくれました。遠くて旅費がかさむためか人数は多くはなかったのですが、みなさん楽しそうに全力でパフォーマンスしてましたし、曲やダンスもよかったです。ろう者のメンバーの方も来られていて、胸が熱くなるものがありました。

その後、NoMaps(レインボープライド会場と南北で接する場所でフェスを展開してました)とのコラボで、よさこいの演舞が繰り広げられたりしました。
14:05、Marriage For All Japanのトークがスタート。当サイトでも度々紹介している「結婚の自由をすべての人に」北海道訴訟原告の中谷さんと、弁護士の方が登壇し、これまで札幌地裁や高裁がいち早く判決を出し、内容も素晴らしかったということや、もうすぐ最高裁で判決が出る見込みである(が、判決の前にある弁論の期日の連絡がないので、今年度中の判決は見込めないかも)、違憲判決が出ても、自動的に結婚できるわけではなく、国会での法改正が必要、といったことをお話してくれました。最後に、弁護士の方がマジックで黒いリングをレインボーに変えて見せて、会場を盛り上げました。
15:05、新宿エイサー新虹のみなさんが登場し、三線の演奏やエイサーの演舞を披露しました。やはり関西とかに比べると人数は少なめでしたが、レインボー祭りの初期の頃から(20年以上も)やっている方なども来られ、安定感のある演奏・演舞を披露していました。北海道で沖縄のエイサーって珍しいと思うので、道行く人なども立ち止まって熱心に見てたりしました(私も地元の方に話しかけられました) ※撮影禁止でしたので、写真はありません。
札幌南高校のダンスサークルのみなさんなどによるパフォーマンスやトークコーナーを経て、16:00にお待ちかねのドリアン・ロロブリジーダさんが登場。ファンの方たちが殺到し、数少ない椅子席をあっという間に占領してました。ドリアンさんは北海道にちなんで「イヨマンテの夜」を熱唱し(個人的にはとても高まりました)、続いて北海道が生んだDIVA・中島みゆきさんの「ファイト!」を心を込めて歌い(ホント名曲ですよね)、観客を魅了していました。最後は「お祭りマンボ」で盛り上がりました。

9月27日(日)
午前中は雨も降りましたが、お昼には気持ちよく晴れて絶好のパレード日和となりました。
この日も12:30にステージイベントがスタート。
秋元市長が来られてスピーチしました。昨年亡くなりましたが前市長の上田文雄さんの遺志を継いで、2017年に政令市では初となるパートナーシップ宣誓制度を実現した、いまは道内50の市町村で認められ、全国自治体ネットワークにも加盟するなどして広がりが生まれている、今日は市役所にレインボーの旗が翻っている、札幌はいろいろな人たちが暮らす街、共生社会が求められている、これからもお互いを尊重していく、といったお話でした。
続いてPride Choir Tokyoのみなさんが登場し、駅前通りに歌声を響かせました。ピアノ伴奏を担当する方がスタンバってなくてMCの方が呼び出しのアナウンスをするというハプニングもありましたが、演奏はとてもよかったです。混声合唱曲「ボクはウタ」を聴いて、みなさんの歌のレベルが上がったのを実感。それから、地元のときどき通信が生んだ名曲「大空」(HIV陽性者の手記をもとに作られた歌)が、ときどき通信のとっちさんのピアノ伴奏で演奏され、感動を誘いました。最後は「ダンシングクイーン」で盛り上がりました。みなさん、本当に気持ちよさそうに歌ってました。

続いてJapan Pride Networkの時間。東京プライド、九州レインボープライド、京都レインボープライド、そして大阪のレインボーフェスタ!の方たちが登壇し、順番に、今後のスケジュールなどについてお話しました。レインボーフェスタ!を代表したお二人は札幌在住のカップルで、結婚式も挙げ、社内でもパートナーシップが認められていると語っていて、素敵でした。
整列が始まり、14:00にパレードがスタートしました。
パレードは大通公園から出発し、オータムフェストが開催されている大通公園の周囲をぐるっと回って、駅前通りをテレビ塔の方に進んで、左折し、時計台や赤れんがテラスの前を通って戻ってくるという約3kmのコースでした。MCを務めた満島てる子さんのご両親がレインボーないでたちでフロートに乗っていたのが素敵でした。































会場に戻ってくると、さつきぽん with ねこねこダンサーズのみなさんがパフォーマンスしてました。
16:00にはドラァグクイーンショーがスタート。トップバッターはMCも務めた満島てる子さん。初めにベルリンのプライド襲撃事件に触れ、私たちは安全にパレードを楽しむこともできないのです、と語り、札幌のレインボーフラッグの白い三角(亡くなった方への追悼)のことにも触れるメッセージを読み上げました。そして、万感の思いを込めてリップシンク。美しく感動的なショーでした。
ハウスオブ外食のごまだんごさん。歌がめっちゃ上手いし、吹き込んだ音源を活用する演出も面白かったです。拍手!
旭川が誇るベテランのクイーン、たんぽぽ壷美さん。今年はグリーンの衣装でパフォーマンスを披露していました。
クロージングとなりました。実行委員を務めたみなさんがステージに上がり、あたたかな拍手が送られました。
そして、パレードに参加した人数が875人だったと発表されました。参加者のみなさんで集合写真を撮りました。

最後に、キャストのみなさんがたくさんのシャボン玉を空に放つ間、プライドクワイアのみなさんが「大空」を歌うという、心に残るフィナーレとなりました。スタッフ&キャストのみなさん、おつかれさまでした!


- INDEX
- レポート:「work with Pride 2024」カンファレンス
- レポート:やまがたカラフルパレード
- 来年ワシントンDCで開催されるワールドプライドについて、Destination DCのエリオット・L・ファーガソンCEOにお話を聞きました
- レポート:レインボーフェスタ!2024(2)
- レポート:レインボーフェスタ!2024(1)
- レポート:IGLTA総会in大阪
- 「結婚の自由をすべての人に」東京一次訴訟高裁判決の意義と喜びの声
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- 10月26日・27日は大阪へ! IGLTA総会とLGBTQイベント特集
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