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日産自動車が、パートナーが同性である従業員にも結婚祝金支給や休暇制度を適用

 日産自動車株式会社は7月31日、従業員の多様性や価値観を尊重するダイバーシティ&インクルージョンのさらなる促進のため、2019年8月1日から結婚事由により取得する休暇制度および結婚祝金の支給を、パートナーが同性である従業員や事実婚の従業員にも適用することを発表しました。

 日産は、ダイバーシティ&インクルージョン施策の一環として、LGBTへの理解を深める目的で、全社員を対象にしたe-ラーニング教育を実施したり、セミナー等の啓発活動を定期的に実施してきたほか、トランスジェンダーへの配慮として、職場に多目的トイレを設置したり、他の従業員と異なる日程で健康診断を受けられるようにするなどの施策を進めてきました。また、さらなる理解促進のため、東京レインボープライドへの協賛(ブース出展)も行っています。
 このような活動の成果として、日産は企業のLGBT施策を評価する「PRIDE指標」で2年連続で最高位のゴールドを受賞しています。

「日産は、これからも、社員一人ひとりが自分らしく、活き活きと働ける職場づくりを推進します」とのことです。


 ちなみにNISSAN USAは2013年から、米国のLGBT施策評価指数であるCorporate Equality Index(CEI)において100点満点を獲得しています(テネシー州に本拠地を置く企業として100点を獲ったのは初)。まだ全米で同性婚が認められていない時代に、同性パートナーに異性婚と全く同じ福利厚生を保障し、トランスジェンダー保護の施策を実施し、社内全体にLGBTイシューを伝え、LGBTコミュニティへのコミットメントも行い、また、社内にGay-Straight Alliance at Nissan(GSAN)というLGBT+アライの社内グループがあり、活発に活動してきました(詳しくはこちら

 

参考記事:
日産自、結婚事由により取得する休暇制度及び結婚祝金の支給を同性婚および事実婚にも適用 (日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP515823_R30C19A7000000/
日産、結婚休暇や祝金を同性婚、事実婚にも拡大=8月から(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019073101025
日産 同姓婚や事実婚にも休暇制度や結婚祝い金を支給へ(日刊自動車新聞)
https://www.netdenjd.com/articles/-/217724
日産、同性婚や事実婚にも結婚祝い金や結婚による休暇制度を適用(CarWatch)
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1199414.html

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