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LGBT関連ニュース

世界大会への出場者を決める「MR GAY JAPAN 2019」が開催されました

記事日付:2019/04/13

 「MR GAY JAPAN」のイベントをレポートする前に、これがどんな趣旨で開催されているイベントなのか、簡単にお伝えいたします。

 「MR GAY JAPAN」は「MR GAY WORLD」へ出場する日本代表を決めるコンテストです。
 ミス・ユニバースなどで優勝した女性が、世界の様々な問題を世に広めるPRやチャリティの活動に従事するように、LGBTQイシューについてのアンバサダーとなるようなゲイの代表を選ぶのが、MR GAY WORLDです。決してただのイケメンコンテストではなく、世界的に注目を集める大会を催し、LGBTのことを世界に発信していけるようなポジティブなロールモデルとなる人材を発掘することが目的です。
 MR GAY WORLDは2009年にカナダのウィスラーでの「プライドスキーウィークエンド」で第1回の世界大会が開催されました。その翌年はノルウェーのオスロで、その翌年はフィリピンのマニラで、というふうに、世界のいろんな国で開催されています。今年はGWに南アフリカで開催されます。
 
 「MR GAY JAPAN」は、MR GAY WORLDの趣旨に賛同しつつ、より日本の状況に即した趣旨(何のためにやるのか、何を目指すのか)として、「日本国内のLGBTQ+の認知と理解の向上を目的としています。これに賛同し、メッセージを発信するスポークスマンを探しています」ということを謳っています(公式サイトより)。メディアに出たり、いろんな形で活躍しながら、日本における課題(例えば結婚の平等の実現など)の解決に貢献できるような人材を発掘するということで、ある意味、プライドイベントであると言えます(公式Facebookに、代表の方が思いを綴ったメッセージも掲載されていますので、そちらもぜひ読んでみてください)
 
 
 2019年3月31日(日)、原宿のイベントスペース「Case B」で第2回となる「MR GAY JAPAN」が開催されました。
 半地下でガラス張りのオシャレなスペース。ちょっと見たことないレベルの巨大なレインボーフラッグが掲げられていました。
 会場にはフォトブースが設けられ、昨年の優勝者(初代「MR GAY JAPAN」)のSHOGOさんと一緒に写真が撮れるようになっていたほか、ドリンクコーナーもあり、快適でした(トイレはオールジェンダーでした)
 15:45を回った頃、イベントがスタート。司会のジョージさんがノリのいい軽快なトークで盛り上げつつ、MR GAY JAPANとはどういうイベントなのかといった趣旨を説明しました。
 そして早速、オープニング・アクトとして水着審査がスタート。MOAさん、TAKUMIさん、AKIRAさん、BENSONさん、TIGERさんのファイナリスト5名のみなさんが2階から1人ずつ登場し、ポーズを決め、順番にウォーキングし、会場からは黄色い歓声が上がりました。
 ファイナリストのみなさんが着替えている間に、審査員の方々の紹介が行われました。昨年の覇者・SHOGOさんをはじめ、ユーチューバーのかずえちゃん、ぷれいす東京の生島さん、中村キース・へリング美術館プラグラム&マーケティングディレクターのHIRAKUさん、東ちづるさん、「Miss Grand Japan 2018」日本代表・小田はるかさんなど、多彩で素敵な方々でした。
 続いて、スポーティなコスチューム(PUMA提供だそうです)に着替えたファイナリストたちへの質疑応答です。あらかじめ審査員から用意された質問を、順番に引いていき、その質問に答えるという、緊張感あふれる審査です。「MR GAY JAPANのステージにどんな気持ちで立っていますか?」という質問もあれば、「カミングアウトについて、いろんな考え方の人がいますが…」というけっこう難しい質問もありました。運も左右します。どんな質問が出るかわからないなか、どもったり、戸惑ったりもせず、みなさん、たいへんスマートにいいことを言っていて、感心させられました。
 それから、一人ひとりのスピーチが行われました。カナダに留学してその先進性に触れたことから、日本でも堂々と手をつないで歩けるようになってほしいという思いを強くした、という方もいれば、本当に大切に思っているお母さんにカムアウトして受け入れてもらえなかったことがショックで、世の中をもっとLGBTフレンドリーに変えていきたいという気持ちで参加した方もいらっしゃいましたし、学校でいじめられたり性的虐待を受けたつらい経験を乗り越えて、教育現場でLGBTのことを発信していきたいと語る方、日本でも同性婚を実現したい、と熱く語る方もいらっしゃいました。真っ直ぐな気持ちが伝わってきて、みなさん本当に素晴らしかったです。
 そのあと、審査タイムに入り、ゲストの方のライブなどが行われ、そして、昨年の優勝者(初代MR GAY JAPAN)であるSHOGOさんのスピーチの時間となりました。「パートナーがオーストラリアからたまたま来日しているので」と言って、パートナーの方をステージに上げたSHOGOさん、ポケットから小さな箱を取り出し、会場から悲鳴にも似た歓声が上がり、司会の方が「Oh my god!」と叫び、ひざまづいてプロボーズの言葉を述べる前にパートナーさんがSHOGOさんを抱えあげてギュッと抱きしめ…そのドラマチックな展開、誰も予想していなかった素敵すぎるサプライズに、会場のみなさんも、泣くわ喚くわで、たいへんな騒ぎとなりました(こちらにプロポーズのシーンの動画が上がっています)
 さて、審査が終わり、いよいよ、優勝者が決まる、運命の瞬間が訪れました。特別賞と、3位、2位、1位が発表され、第2代MR GAY JAPANの称号は、TIGERさんに贈られることとなりました。TIGERさんは喜びのあまり、泣き崩れたりもしていましたが、マイクを手に取り、本当にありがとう、今日は母も来ています、応援してくれたみなさんに心から感謝します、といったスピーチを(英語で)していました。
 最後に、ファイナリストや審査員、ゲストのみなさんが壇上に上がり、記念撮影がひとしきり行われ、お開きとなりました。
 
 会場は終始、祝福感やポジティブなオーラに包まれていて、主催者や参加者のみなさんの真摯で純粋な思いがまっすぐに表現され、まさかの号泣モノのサプライズもあり、素晴らしい時間となりました。 


※MR GAY JAPANについて、より詳しいレポートがこちらに掲載されています。

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