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弊社が取組みを支援してきた大阪観光局が「市LGBTリーディングカンパニー認証制度」で最高位を受賞

 大阪市が事業者のLGBTフレンドリー度を認証する制度をスタートさせましたというニュースでもお伝えしたように、大阪市は今年1月、LGBT(性的マイノリティ)に配慮している事業者を認証する「市LGBTリーディングカンパニー認証制度」を導入しました。
 その事業者が提供する商品・サービスに関して、同性パートナーを配偶者と同等に扱っている、戸籍上の性別だけでなく性自認も尊重している、男女の区別に抵抗がある人が利用しやすいなど9項目、1年に1回以上、従業員向けにSOGIに関する研修を実施している、社内規定等にSOGIハラや差別の禁止が明記されている、業務上で通称を使用できるなどトランスジェンダーへの配慮、イベントへの参加、採用など雇用主としての項目が11項目あって、全20項目の基準のうち、10項目以上を満たすと「三つ星」、4以上9以下の場合「二つ星」、3以下の場合「一つ星」として認証書が交付されるというものです(詳しくは大阪市の要綱をご覧ください)
 大阪市は1月10日、阿波座の大阪市人権啓発・相談センターで事業者からの認証申込みを開始し、いったん2月28日までに申込みがあった分に関して3月に認証交付式を実施しました。その後も随時、認証してきました。大阪観光局は12月20日に「三つ星」と認証されています。

 大阪観光局は昨年来、LGBTインバウンドの第一人者である弊社代表取締役社長(現会長)の小泉との懇談(コンサルティング)を続けてきており、今年初め、観光局としては日本で初めて、訪日LGBT旅行客向けに大阪の魅力をより広く発信するための特設サイト「Visit Gay Osaka」※を立ち上げました。大阪に約150店舗あるゲイバーをタイプ別に紹介し、プライドイベントやクラブイベントの情報も盛り込むなどして、海外のLGBTにアピールするような旅の楽しみ方を提案するPRサイトです。2月には大阪でLGBTツーリズムの講演会を実施し、IGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)にも加盟、大阪のプライドイベント「レインボーフェスタ」にも参加しています。局内では、社内LGBT施策推進のためのチームを設置し、職員向けのLGBT研修を実施したり、職員の同性パートナーへの福利厚生を認めたり、トランスジェンダーの職員への配慮(通称名の使用など)といった施策を進めてきました。

※海外では「Visit Gay Australia」や「Visit Gay Barcelona」などの表記が主流であるため、それに倣っています(内容をご覧いただければ、LGBT MIXのバーや、WomanOnlyイベントなども紹介していることがおわかりいただけるかと思います)
 
 局内でのLGBT施策の推進と、LGBTインバウンドという対外的な施策の推進の両面で評価され、「三つ星」認定に至ったものです。
 溝畑宏理事長は「世界の観光都市を目指す上で、LGBTに積極的に取り組むことは、都市としての品格に必要。認証を受けたのははずみになる」と語りました。

 
 なお、こちらのページで、これまでに大阪市で認証を受けてきた16の企業・団体が紹介されていますが、このうち弊社とのご縁があったところをお伝えすると、上記の大阪観光局のほか、日本生命保険相互会社があります。弊社で社内セミナーなどを手がけ、社内LGBT施策を支援してきました。また、つい先日の「VOICE」や、以前の「LGBT-Allyサミット」でも会場提供でご協力いただいております(感謝申し上げます)
 こちらで紹介しているように、弊社では様々なかたちで大阪の企業・団体の社内LGBT施策推進の支援をさせていただいております。レインボーフェスタでも毎年ブースを出展したり、出展企業を主催者につないだりということもしてきました。
 今後も、大阪市で「LGBTリーディングカンパニー」として認証を受ける企業の中には、きっと弊社とのご縁がある企業があるでしょうし、そのことを誇りに感じながら、これからも(東京に限らず地方でも)支援を進めていく所存です。
 
  

大阪観光局に三つ星 LGBTリーディングカンパニー(大阪日日新聞)
https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/191228/20191228033.html

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