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Googleトップページが8色のレインボーフラッグに

 Googleのトップページには、祝日や記念日などに「Google Doodle」というオリジナルのイラストやアニメーションが掲載されますが、今日はレインボーフラッグ(8色のバージョン)ができる過程を描いたアニメーションになっています。
 これは、先日亡くなったギルバート・ベイカー(現在もLGBTのシンボルとして世界中で使用されている「レインボーフラッグ」をデザインした方。6月2日が誕生日でした)へのオマージュです。

 
 アメリカではストーンウォール事件の記念日を含む6月がLGBTのプライド月間となっており、毎年Googleで「LGBT」や「Pride month」と検索するとブラウザに大きくレインボーカラーが展開されるようになっていましたが、今年は、このギルバート・ベイカーの当初のデザイン案である8色のレインボーとなっています。
 
 ギルバート・ベイカーは最初、8色の(ピンクと水色を含む)レインボーフラッグをデザインしましたが、当時のサンフランシスコの旗屋ではピンクを大量生産することが難しく…といった事情が重なって現在の6色となったことが知られています。ギルバートが本当に表現したかったのはこの8色のバージョンだったため、通常の6色ではなく、彼の最初のデザインをリスペクトした8色のレインボーになっているのでしょう。

 なお、6月1日には、アメリカ大統領がプライド月間への祝辞を発表するのが恒例となっていました。2012年のオバマ大統領の祝辞は「ごく普通の米国民は、世代から世代へと、すべての人にとっての自由および公平、そして法の下での完全な平等へ向け、誇り高く、厳しい道のりを歩んできた。また、LGBT団体は、真のアメリカン・ストーリーに誇りある1章を書き加えた」というものでした。2014年の祝辞はさらに素晴らしいもので、雇用における平等の達成やHIV予防への取組みへの決意が述べられました(全文訳はこちら
 トランプ大統領はと言うと、やはり、プライド月間についてはまだ何も述べていないそうです(もっとも、歴代の共和党の大統領は誰もコメントしていないそうです)
 
 プライド月間には全米各地でプライドイベントが開催されます。ニューヨークやサンフランシスコ、トロントなどは第4週の週末に開催、ロサンゼルスは第2週の週末に開催、といった具合です。
 今年のプライド月間は、以前とは異なる意味合いを帯びています。昨年6月12日に起きたオーランドのゲイクラブ「パルス」での銃撃事件から1年が経つことから、地元オーランドのLGBTコミュニティは6月12日を「Orlando United Day – a Day of Love and Kindness」として様々なイベントを企画しており、世界中のたくさんのプライドイベントがこれに賛同し、追悼の意を表明することを予定しています(詳しくはこちら

ジョブレインボー
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