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トニー賞授賞式で『エンジェルス・イン・アメリカ』に主演したアンドリュー・ガーフィールドがLGBTに捧げる感動のスピーチを披露

記事日付:2018/06/12

 6月10日(現地時間)に開催されたアメリカ演劇界最大の祭典、トニー賞授賞式で、『エンジェルス・イン・アメリカ』に主演したアンドリュー・ガーフィールドが見事に主演男優賞を受賞しましたが、涙を浮かべながらLGBTコミュニティに捧げた受賞スピーチが感動を呼んでいます。
 
 トニー・クシュナー(『ミュンヘン』『リンカーン』の脚本家)による戯曲『エンジェルス・イン・アメリカ』は、1980年代のニューヨークを舞台に、エイズと戦う青年ウォルターと彼の周囲の人々の物語を通して、ゲイであることやHIV陽性であること、人種差別をめぐるリアルでシリアスな人間模様が描かれた超大作で、舞台はピュリッツァー賞やトニー賞を受賞し、TV版はエミー賞で作品賞をはじめ主要11部門を制覇、ゴールデングローブ賞でも全5部門を制覇という快挙を達成。トニー賞・ピュリッツァー賞・エミー賞という3つの賞を史上初めて1本の戯曲で制覇した作品ともなっています。ロンドンのナショナル・シアターが「20世紀の最も偉大な戯曲10本」の1つに選んでいますが、そのナショナル・シアターが『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールドを主演に迎えた舞台が大好評となっていました(日本でもライブ中継されました)
 この『エンジェルス・イン・アメリカ』は今年のトニー賞でリバイバル演劇部門の作品賞と、演劇主演男優賞(アンドリュー・ガーフィールド)、演劇助演男優賞(ネイサン・レイン)の3冠に輝きました。

 アンドリューは受賞スピーチの中でこう語りました。
「僕たちが忘れてはいけない最も大切なことは人間の尊厳だと言えるかもしれない、今この時代に『エンジェルス・イン・アメリカ』でウォルター役を演じることができたことを光栄に思います。ウォルターは人間の最も純粋な精神、特にLGBTコミュニティにおける純粋な精神を表現しているからです」
「弾圧や偏見、恥、排除されることに『ノー』と言える精神です。僕たちはみんな完璧に作られ、みんなが社会の一員であると訴える精神。だから僕はこの賞をありのままに生き、ありのままに愛する権利を勝ちとるために戦い、命を失った数えきれないくらい多くのLGBTの人々にこの賞を捧げます」
 そして最後に、「僕たちはみんな敬意に値する人間で、みんなが社会の一員なのです。だからケーキを求める人にはケーキを作ろうではありませんか」と、先日のゲイカップルにウェディングケーキを作ることを拒否した店主をめぐる裁判のことにも触れ、アメリカ社会でLGBTQが平等に扱われることの大切さを訴えました。
 
 SNS上では「LGBTQコミュニティへ捧げられた、美しい言葉でした」「こんなにトニー賞にふさわしい人がいまだかつていただろうか」などと称賛の声が相次ぎました。
 
 


参考記事: 
アンドリュー・ガーフィールドの社会派スピーチに称賛の声 「みんな完璧だし、みんな居場所がある」(ハフィントンポスト)
トニー賞授賞式、アンドリュー・ガーフィールドが賞をLGBTに捧げる(ELLE ONLINE)
『スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドがLGBT+に捧げた感動スピーチ【トニー賞】(FRONT ROW)