GLOSSARY

LGBTQ用語解説

性自認

 ジェンダー・アイデンティティ(Gender Identity)の日本語訳として広く用いられているのが「性自認」です。性同一性障害(Gender Identity Disorder=GID)という言葉の「性同一性」もジェンダー・アイデンティティの日本語訳で、元は同じ意味です。
  
 ジェンダー・アイデンティティとは、自身のジェンダーに関する「これがほかならぬ自分なのだ」という確信(アイデンティティ)です。しかし、「自認」という言葉では長年、自分がそうだと「確信」してきたところの性別という意味合いが表現しきれていないため、例えばずっと男性を自認してきた人が一時的に女性だと勝手に自称できる(悪用される)かのような誤解を与えるのではないか、との意見もあります。それでも、すでに自治体や企業、メディアなどで「性自認」が広く用いられており、医学界やGID学会でも「性自認」で了承されています。
 
 ジェンダー・アイデンティティは、出生時に割り当てられた性別(戸籍上の性別)・身体上の性別とは独立したものです。出生時に割り当てられた性別とジェンダー・アイデンティティが異なる方をトランスジェンダーと言います。
 
 ジェンダー・アイデンティティは男性または女性であるとは限らず、男性と女性の間である、男性でも女性でもある、男性でも女性でもない、定まっていない、決めたくない、流動的である、など様々です。

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