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アカデミー賞はクイーンのライブで幕を開け、『ボヘミアン・ラプソディ』が最多受賞を果たしました

記事日付:2019/02/25

 2月24日現地時間、LAはハリウッドのドルビー・シアターで第91回アカデミー賞授賞式が開催されました。
 今回のアカデミー賞授賞式は、同性愛嫌悪発言でケヴィン・ハートが降板したことから30年ぶりに司会者不在で開催されることとなりましたが、19日に米映画芸術科学アカデミー協会が予告していたように、クイーン+アダム・ランバートのライブパフォーマンスで華々しく幕を開け、盛り上がりを見せました。賞のほうは、フレディ・マーキュリーの伝記ドラマ映画として世界中で観客を沸かせた『ボヘミアン・ラプソディ』が、主演男優賞(ラミ・マレック)、音響編集賞、録音賞、編集賞の4部門でオスカーに輝き、最多受賞を果たしました。
 
 クイーンがアカデミー賞のステージでライブを行うのは初めてのことですが、オリジナルメンバーであるブライアン・メイ&ロジャー・テイラー、そしてオープンリー・ゲイのアダム・ランバートがオープニングアクトをつとめ、「We Will Rock You」「We Are the Champions」というクイーンの代表曲、映画『ボヘミアン・ラプソディ』でも印象的だった2曲を披露し、会場は大盛り上がりとなりました。ライブのラストには故フレディ・マーキュリーの映像もステージの巨大ビジョンに映し出され、熱いスタンディングオベーションが送られました。
 
 賞の発表は、助演女優賞、長編ドキュメンタリー映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞…と進んでいき、技術関係、音楽関係の賞を経て、クライマックスに突入していきます。
 主題歌賞は順当に「Shallow」from『アリー/ スター誕生』に贈られました。レディ・ガガは「重要なのは、勝つことではなく、最後まで諦めないこと。夢があるなら、それを叶える為に追いかけて」とスピーチしました。また、ブラッドリー・クーパーとレディ・ガガのパフォーマンスも行われ、会場を熱くさせました。
 そして、今回のアカデミー賞で最も注目されていた賞レースの一つである主演男優賞は、有力視されていたクリスチャン・ベール(『バイス』)を破って、見事に『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが受賞しました。ラミは受賞スピーチで「苦戦をしている人、自分の声を見出そうとしている人たち、ゲイで移民でそして人生を自分らしく生きた人の映画になっています。それをみんなと一緒に今日、祝うことができていること、それはまさにこのようなストーリーを皆さんが求めているという証。私はエジプトからの移民の子、エジプト系アメリカ人です。私自身のストーリーがいま描かれています。それを光栄に思います」と語り、会場から惜しみない拍手が送られました。
 ふたを開けてみれば、『ボヘミアン・ラプソディ』が主演男優賞・編集賞・録音賞・音響編集賞の4部門で最多受賞に輝き、『グリーンブック』が作品賞・脚本賞・助演男優賞の3部門、『ブラックパンサー』が音楽賞・美術賞・衣装デザイン賞の3部門、『ROMA/ローマ』が監督賞・撮影賞・外国語映画賞の3部門での受賞となりました。主演女優賞は『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンに、助演女優賞は『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キングに贈られました。バランスよく話題作にオスカーが割り振られた印象です。
 
 クイーンのライブで始まり、フレディ・マーキュリーの劇的な生涯を(バイセクシュアリティやHIVのことも正面から)描いた『ボヘミアン・ラプソディ』が最多受賞を果たした今回のアカデミー賞授賞式は、きっとクイーンへのオマージュな年だったと後世まで語り継がれることでしょう。
 
 

参考記事:
第91回アカデミー賞授賞式が現地時間24日、「クイーン+アダム・ランバート」のライブパフォーマンスで幕を開けた。(シネマトゥデイ)
映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー主演男優賞、ラミ・マレックの「模倣を超えた演技」の魅力(WIRED)
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