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LGBT関連ニュース

参加者12700人超、観客動員数30万人超を記録した第10回ゲイゲームズinパリが閉幕

記事日付:2018/08/18

 8月4日から12日まで、記念すべき第10回大会となるゲイゲームズinパリが開催されました。91ヵ国から12700人超の参加登録者を得て(その中には、サウジアラビアやエジプトなど、同性愛が違法となっている地域の参加者もいらしたそうです)、約1週間にわたって36競技500種目の競技が行われました。
 「すべての人は平等」をスローガンとしたゲイゲームズinパリは、エマニュエル・マクロン大統領の後援に加え、パリ市とイール=ド=フランス地域圏、スポーツ省の協力、26の全国スポーツ連盟の支援を得て開催されました。スタッド・ジャン=ブーアン(スタジアム)で4日に行われた開会式では、スポーツ大臣のローラ・フレセル氏や、パリ市長のアンヌ・イダルゴ氏らもスピーチしました。
 
 2022年にアジアで初めてゲイゲームズが開催されることが決まっている香港の方たちも参加し、水泳800m自由形で銀メダルを、バレーボール男女混合で金メダルを獲ったそうです。 
 
 お隣りの台湾も(「台湾」名義で出場することが決まっていながら大会開催直前に「Chinese Taipei」に変更されるという問題はあったものの)18名の選手が出場し、金10、銀5、銅3の計18個のメダルを獲得したそうです。
 
 日本勢はどうだったのでしょうか? クーリエジャポンの記事「LGBTの五輪「ゲイゲームズ」が幸せに満ちていた理由」によると、今回、日本から参加した方は14名だったそうです(獲得メダル数など、競技の結果は不明です)
 
 ゲイゲームズは、性別や性的指向、性自認にかかわらず(トランスジェンダーやインターセックスの方なども)参加できるスポーツ大会であるというだけでなく、期間中にカンファレンスや交流会、アート展、パーティなども開催される、LGBTの一大祭典となっています(誰でも参加できるスポーツの世界大会としては、ワールドマスターズゲームズを超えて、世界最大規模です)
 今回のパリ大会は、観客動員数は30万人を超え、フランスへの経済効果は1億3600万ユーロ(172.6億円)に達したと見られています。
 
 1982年にサンフランシスコで始まったゲイゲームズは、ゲイのオリンピックと言いつつ、これまでの開催地はアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアのみで、アジアや南米では未だに開催されたことがありませんでした。が、昨年、香港がアジア初の開催地に選ばれるという快挙を達成しました。2022年は日本からもたくさん参加して盛り上がることが期待されます。
 
 その次の、2026年の開催地については、これからコンペに入り、2021年に投票で決められる見通しです。
 フォーカス台湾の記事によると(2大会連続でアジアで開催されるというのは見込み薄ではあるものの)台湾が開催地として名乗りを上げることが報じられています。今回、台湾選手団の名誉団長を務めた活動家の祁家威氏は、パリ大会で台湾のスポーツの実力を示せたことが2026年大会の開催権獲得の助けになれば、と期待を示しています。祁氏によると、今回ゲイゲームズを主催するゲイゲームズ連盟(FGG)がわざわざ台湾を視察に訪れ、今大会への参加を打診していたそうです。台湾ではLGBTのスポーツ大会「台湾同志運動会」が2016年と2017年に開催されており、このことがFGGの目に留まったそうです。
  
 ワールドプライド、ゲイゲームズ 、Mr.GAYコンテスト、ILGA世界大会やIGLTA総会など、国際的なLGBTのイベントは様々ありますが、残念ながら日本では未だに1つも開催されたことがありません…。香港や台湾に追いつけるよう、日本のLGBTコミュニティも国際社会でプレゼンスを高めていけるようになるといいですね。
 


参考記事:
LGBTの五輪「ゲイゲームズ」が幸せに満ちていた理由(クーリエジャポン)
LGBT国際競技大会、台湾勢は金10個獲得 2026年開催権獲得目指す(フォーカス台湾)