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ホテルズドットコム「ユーザーが選ぶベストホテル アワード Best for LGBT」に4軒の日本のホテルが選ばれました

 世界最大手宿泊予約サイトであるホテルズドットコムは毎年、ユーザーのレビューに基づいた「ユーザーが選ぶベストホテル アワード」を実施しています。その中のBest for LGBT部門において、今年度は世界各国から100軒のホテルが受賞しました。そのうちアジア太平洋地域で唯一、日本国内の4軒のホテルが受賞しました。受賞したのは、沖縄・恩納村のカフー リゾート フチャク コンド・ホテル、京都市のホテル グランヴィア 京都、大阪市のクロス ホテル 大阪、沖縄・那覇市のホテルパームロイヤル NAHAです。いずれのホテルもIGLTA(国際ゲイ&レズビアン旅行協会)に加盟しています。(Best for LGBT 部門で受賞したホテルのリストはこちらからご覧いただけます)

 ホテルズドットコム日本代表の井尻岳人氏は、「Hotels.comでは、LGBTの方々を含む、あらゆる方にとって最適かつ希望通りの滞在を叶えるため、世界200以上の国と地域のネットワークからホテルを探すことができる宿泊予約サービスを提供しています。また、2,500万件以上の信頼できるレビューをウェブサイト上に公開しています」「今回ご紹介した7軒以外にも、LGBTフレンドリーなホテルを多数紹介しています」「今後も、LGBTの方を含むすべての方が旅行を通し、ハッピーになることを応援します」とコメントしています。

 ここで、ホテルズドットコムの、それぞれのホテルに対するコメントから、LGBTに関する部分を抜粋してご紹介いたします。

カフー リゾート フチャク コンド・ホテル
「2014年からLGBT向けのウェディング事業を始め、国内外からLGBTカップルが訪れています」

ホテル グランヴィア 京都
「LBGTの方向けに仏前結婚式のプランをいち早くスタートした、LGBTフレンドリーホテルです」

ホテルパームロイヤル NAHA
「ジェンダーフリートイレの設置や、今まで異性カップル向けに行っていたハネムーンプランを同性カップルの方にも適用しています」

 弊社発行の「LGBTツーリズムハンドブック」でも、こうしたLGBTフレンドリーホテルの先進的な取組みのことをご紹介してまいりました。日本で最も早くからLGBTについて取り組んできたホテルグランヴィア京都の営業推進室担当部長・池内志帆氏はIGLTAの日本アンバサダーを経て、現在はIGLTAのボードメンバーとなっていますし、カフーリゾートの総支配人・荒井達也氏は今回、ピンクドット沖縄の共同代表を務めますし、ホテルパームロイヤルNAHAの代表取締役総支配人・高倉直久氏も以前からピンクドット沖縄を支援してきています。いずれの方も、日本の観光業界における真のアライと言える活躍を見せています。
 
 今回のアワードは、ユーザーの声をもとに世界中から100軒のLGBTフレンドリーホテルが選ばれているわけですが、こうした彼らのアライとしての活動がきちんとツーリストの方に伝わり、評価として上がっていることが証明されたかたちです(理想的なLGBTマーケティングの姿ですね)


参考記事:
Hotels.com、LGBTフレンドリーなホテル7選をお届け!(産経ニュース)

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